自作キーボード温泉街の歩き方

自作キーボードの世界は温泉に例えられます。自作キーボードの温泉街の楽しい歩き方を紹介します。

自作キーボードキット『7sPro』ビルドガイド

こんにちは。自キ温泉ガイドのサリチル酸です。

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今回は私の設計した自作キーボードキット『7sPro』の組み立て手順書、ビルドガイドを書きたいと思います。

2020/06/11 Rev1.1の写真及びインジケータアクリルカバーの削除

2020/07/19 遊舎工房様取り扱いセットに記載を変更

はじめに

キットをお買い上げ頂いた方、お買い上げありがとうございます。

拙い部分もあると思いますが一所懸命にガイドしますのでよろしくお願いします。

前置き

本キットは7sKBをMX専用化して組み立て後もスイッチが取り外せるソケットに対応させ、半組み立て済みとすることで組立を簡単にしたバージョンです。

組み立て後もスイッチを取り外せるようにすることで、アクリル積層オプションも用意できるので、それもお楽しみできるようにしました。(準備中)

組立はかなり簡単になっていますが、組み立てる前にビルドガイドを熟読してください。

皆様も分からないところがあったら「やってから考える」のではなく、「先に」私まで問い合わせて、疑問を解消させてから取り組んでください。

問い合わせはTwitterのDMか、本ブログのコメント欄にメールアドレスを記載していただければ回答します。

※コメント欄に書きこんだメールアドレスは公表されません。

Twitterの方が反応は早いです。

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注意事項

本キットは自分で自分で組み立てるキットです。

私が組み立ての代行を引き受けることはありませんのでご了承ください。

キットの中身を確認する

内容物一覧

品目 数量
部品実装済みプレート 1
トッププレート 2
バックプレート 2
ProMicro 2
コンスルーピン 4
スペーサー(7mm)

15

スペーサー(4mm) 4
スペーサー(4mm)(オスメス) 5
ネジ(3mm)

38

ゴム足 8
LED(YS-SK6812MINI) 2
TRRSジャック 2
タクトスイッチ 2
スタビライザー(2U) 3

万が一部品が足らない場合、お手数ですが以下の方法でご連絡ください。

購入先が遊舎工房様の場合:同封のシートに記載の連絡先に連絡

購入先が私のBoothショップの場合:TwitterのDMか、本記事のコメント欄(公開されません)にメールアドレスをいただけましたらすぐに発送対応いたします。

実装プレート

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※写真では上下のタブ板がついていますが、ロットにより工場で除去することがあります。

本ガイド内では『実装プレート』と呼びます。

組み立ての半分は実装プレートへの部品のハンダ付けです。

トッププレート

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本ガイド内では『トッププレート』と呼びます。

トッププレートの穴にスイッチをはめ込んで実装プレートに合わせます。

バックプレート

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本ガイド内では『バックプレート』と呼びます。

このプレートがキーボードの底面になります。

ProMicro

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本ガイド内では『ProMicro』と呼びます。

銀色の袋に入ったマイコンボードです。

コンスルーピン

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本ガイド内では『コンスルー』と呼びます。

金色の魚の骨のような部品です。

スペーサー

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本ガイド内では『スペーサー』と呼びます。

プレート各種をネジ止めするのに必要です。

スペーサーは4mmが4個、4mm(オスメス)が5個、7mmが18個入っていますので確認してください。

ネジ

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スペーサーとともにプレート各種をネジ止めするのに必要です。

3mmのネジが36個以上入っていますので確認してください。

ゴム足

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シートについたゴム足が8個入っていますので確認してください。

LED(オプション)

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本ガイド内では『LED』と呼びます。

半田付け難易度は高いですが実装数は1個と少ないですし、インジケータとして実用的でも有るので是非チャレンジして輝かせてください。

TRRSジャック

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本ガイド内では『TRRSジャック』と呼びます。

7sProの左右を接続するケーブルのために必要です。

2個入っていますので確認してください。

タクトスイッチ

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本ガイド内では『タクトスイッチ』と呼びます。

7sProの頭脳部分、ProMicroのファームウェアを書き込む際に必要です。

2個入っていますので確認してください。

スタビライザー(2U)

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※写真のスクリューインタイプ(ネジ固定式)とは異なり、スナップオンタイプ(クリップ固定式)の場合がありますが、機能に差はありません。

 スナップオンタイプにはネジが付属していません。

本ガイド内では『スタビライザー』と呼びます。

スペースキーやシフトキーなどの長いキーをグラつかせずまっすぐ押せるように安定させる効果があります。

3個入っていますので確認してください。

キット外で必要なもの

一覧

品目 数量
キースイッチ 63
キーキャップ 63

MicroUSBケーブル

1
3.5mmステレオミニケーブル もしくは TRRSケーブル 1
LEDテープ(WS2812B)(オプション) 2

キースイッチ 

本ガイド内では『キースイッチ』と呼びます。

7sProはCherryMX互換スイッチに対応しています。

63個必要です。

yushakobo.jp

キーキャップ

本ガイド内では『キーキャップ』と呼びます。

7sKB(MX版)はCherryMX用のキーキャップのみを使用できます。

普通の104キーのキーセットではすべてのキーを綺麗に埋めることができません。

以下の記事を参考にキーキャップを選ぶと確実かと思いますので是非ご一読をオススメします。

salicylic-acid3.hatenablog.com

 

Micro USBケーブル

本ガイド内では『USBケーブル』と呼びます。

7sKBとPCとをつなぐために必要です。

Tomoshare L字型90°マグネット式2.1A急速充電データ転送ケーブル 断線防止 磁石 防塵ナイロンメッシュ編 高耐久ケーブル100cm ブラック 20170117W1 (Mirco Type-c Lighting 3in1set)

Tomoshare L字型90°マグネット式2.1A急速充電データ転送ケーブル 断線防止 磁石 防塵ナイロンメッシュ編 高耐久ケーブル100cm ブラック 20170117W1 (Mirco Type-c Lighting 3in1set)

3.5mmステレオミニケーブル

本ガイド内では『ステレオミニケーブル』と呼びます。

3.5mmステレオミニケーブルのオス⇔オスを用意してください。

ステレオミニプラグ オーディオケーブル、RAYWILL 高音質再生 オス/オス無指向性 標準3.5mm AUX接続 (0.5m)

ステレオミニプラグ オーディオケーブル、RAYWILL 高音質再生 オス/オス無指向性 標準3.5mm AUX接続 (0.5m)

TRRSケーブル(オプション)

本ガイド内では『TRRSケーブル』と呼びます。

BMPとLPMEとを接続する際に使用します。

BMPとLPMEを使用する場合、必ずTRRSケーブルを利用することとし、前述の3.5mmステレオミニケーブルは使用しないでください。

iNTE-Sound Accessories 【30から80cm】4極 両端L字 金メッキ 3.5mm AUXオーディオケーブル コイル状 オスオス スプリングケーブル iNTE-SA1118

iNTE-Sound Accessories 【30から80cm】4極 両端L字 金メッキ 3.5mm AUXオーディオケーブル コイル状 オスオス スプリングケーブル iNTE-SA1118

LEDテープ(WS2812B)(オプション)

本ガイド内では『LEDテープ』と呼びます。

ミッドプレートの裏からより光らせるために使用します。

※LEDテープを利用してもあまり光りません。。そのうちアクリルバックプレートを用意するので、その時に実装してもいいと思います。

※ブリッジプレート用のバックプレートを取り付ける場合、取り付けることはできません。

yushakobo.jp

無線対応する場合に追加で必要なもの

7sProにはオプションパーツを搭載することでBluetoothによる無線接続が可能です。

無線対応には大きく分けて4種のパーツが必要です。

BLE Micro Pro or LPME-IO

本ガイド内では『BMP』または『LPME』と呼びます。

ProMicroの無線対応版、のようなものです。

LPMEはBMPとTRRSケーブルで接続し、部分無線を実現する場合に使用します。

左右間も含め完全無線を行う場合

BMPを2つ購入してください。

yushakobo.jp

左右間はTRRSケーブルによる部分無線を行う場合

BMPとLPMEを1つずつ購入してください。

yushakobo.jp

nogikes.booth.pm

コンスル

BMPとLPMEはコンスルーが同梱されておりませんので、別途4本用意してください。 

yushakobo.jp

電池部品セット一覧(オプション)

BMPを2つ使用した完全無線化には電池部品セットを2つ、BMPとLPMEを使用した部分無線には電池部品セットを1つ購入してください。

品目 数量
ショットキーダイオード 2
コンデンサ 1
スライドスイッチ 1
コイン電池ケース 2
2mm高2pinコンスル 1
ショットキーダイオード

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本ガイド内では『SBダイオード』と呼びます。

ボタン電池の上下指し間違えを防ぎます。

キースイッチ用のダイオードとは違いますので保管する場合は別にして保管してください。

コンデンサ

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本ガイド内では『コンデンサ』と呼びます。

ボタン電池の電圧を安定させ、寿命を伸ばします。

スライドスイッチ

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本ガイド内では『スライドスイッチ』と呼びます。

電池のオンオフを行うスイッチです。

コイン電池(CR1632)ケース

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本ガイド内では『電池ケース』と呼びます。

コイン電池(CR1632)を収めるケースです。

2mm高2pinコンスル

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電池基板が実装されているボトムプレートと実装プレートを接続するコンスルーです。

曲がりやすいので、気をつけてお取り扱いください。

※2mmのコンスルーなので、遊舎工房様で販売する通常のコンスルー(2.5mm)を切っても適合しません。

必要工具

工具それぞれの説明はこちらの記事に書かれていますので、併せて参照してください。

salicylic-acid3.hatenablog.com

不安な人、LEDを実装する人は以下の物を全て揃えてくださると、安い物を使うより各段に実装が楽になります。

※このページで得られたアフィリエイト収益は、全て私の自作キーボードキットの価格維持に使います。

ハンダこて

白光 ダイヤル式温度制御はんだこて FX600

白光 ダイヤル式温度制御はんだこて FX600

 

ハンダこて台

白光(HAKKO) こて台 633-01

白光(HAKKO) こて台 633-01

こて先

白光 こて先 2C型 T18-C2

白光 こて先 2C型 T18-C2

ハンダ

goot 精密プリント基板用はんだ SD-62

goot 精密プリント基板用はんだ SD-62

ハンダ吸い取り線

 goot はんだ吸取り線 CP-3015

goot はんだ吸取り線 CP-3015

ドライバー(m2ネジ対応のもの)

ベッセル(VESSEL) メガドラ 細軸 ドライバー +0×75 910

ベッセル(VESSEL) メガドラ 細軸 ドライバー +0×75 910

※ケースのネジは「+0×75」を、スタビライザーのネジは「+1×75」がおすすめです。

ニッパー

エンジニア マイクロニッパー NS-04

エンジニア マイクロニッパー NS-04

ヤスリ(あったほうがいい)

NO.1 Direct ダイヤモンド ヤスリ セット 10個入り サンドペーパー6枚付き (140MM)

NO.1 Direct ダイヤモンド ヤスリ セット 10個入り サンドペーパー6枚付き (140MM)

作業マット

プラス カッターマット 両面 A4 230×320mm グリーン 48-573

プラス カッターマット 両面 A4 230×320mm グリーン 48-573

フラックス(あったほうがいい)

ホーザン(HOZAN) フラックス  鉛フリーハンダ対応 便利なハケ付きキャップ付  容量30mL H-722

ホーザン(HOZAN) フラックス 鉛フリーハンダ対応 便利なハケ付きキャップ付 容量30mL H-722

マスキングテープ(テープであればいい)

エーモン 目盛り付きマスキングテープ 幅20mm×長さ約15m 1693

エーモン 目盛り付きマスキングテープ 幅20mm×長さ約15m 1693

逆作用ピンセット(あったほうがいい)

ホーザン(HOZAN) 逆作用ピンセット ツイーザー サードハンド 全長165mm 先端幅2mm 最大開幅約20mm P-89

ホーザン(HOZAN) 逆作用ピンセット ツイーザー サードハンド 全長165mm 先端幅2mm 最大開幅約20mm P-89

虫眼鏡(あったほうがいい)

KRAVAS 拡大鏡 LEDライト付き 手持ちルーペ 大きく 見やすい 軽い 直径140mmで読み物に便利なサイズ

KRAVAS 拡大鏡 LEDライト付き 手持ちルーペ 大きく 見やすい 軽い 直径140mmで読み物に便利なサイズ

ライト(あったほうがいい)

Ledlenser(レッドレンザー) LED懐中電灯 P7R 強力ライト/定番サイズ 【明るさ約1000ルーメン】 【最長7年保証】 充電式 [日本正規品] 9408-R

Ledlenser(レッドレンザー) LED懐中電灯 P7R 強力ライト/定番サイズ 【明るさ約1000ルーメン】 【最長7年保証】 充電式 [日本正規品] 9408-R

テスター(あったほうがいい)

AstroAI 6000カウント テスター デジタル マルチメーター オートレンジ 電圧 電流 真の実効値 抵抗 連続性 静電容量 周波数 ダイオード トランジスタ 温度測定テスター 手動 自動モード 三年保証 日本語説明書付き

AstroAI 6000カウント テスター デジタル マルチメーター オートレンジ 電圧 電流 真の実効値 抵抗 連続性 静電容量 周波数 ダイオード トランジスタ 温度測定テスター 手動 自動モード 三年保証 日本語説明書付き

エポキシ樹脂(あったほうがいい)

セメダイン 5分硬化型エポキシ系接着剤 ハイスーパー5 15gセット箱 CA-184

セメダイン 5分硬化型エポキシ系接着剤 ハイスーパー5 15gセット箱 CA-184

マジックペン(あったほうがいい)

ゼブラ 油性ペン ハイマッキー 黒 3本 P-MO-150-MC-BK3

ゼブラ 油性ペン ハイマッキー 黒 3本 P-MO-150-MC-BK3

組み立て

いよいよ組み立てです。

まとまった時間は用意できましたか?

本キットには取り付け順序があります。

工程によって、取り付けられなくなるパーツがありますので、十分注意してください。

ProMicroの袋を開ける

ハサミを探したくなかったら下の写真のように斜めに思いっきり行きましょう。

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ProMicro付属のピンヘッダを捨てる

ProMicroを袋から出したらすぐに捨てます。

もったいないと思っても使い道を3秒で思い浮かばなかったら潔く捨てましょう。

だいたい使いません。

下の写真のような、銀色の魚の骨のようなやつです。

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(オプション)Pro Micro、BMPの補強

エポキシ樹脂を使ってPro Micro、またはBMPの補強をします。

乾燥に多少時間がかかるので最初にやってしまいましょう。

エポキシ樹脂の乾燥時間や使い方はエポキシ樹脂の説明を読んでください。

樹脂はUSBジャックの中に入らないように周囲を盛っていきます。

多めに盛りすぎてUSB端子が入る穴に流れ込まないよう注意してください。

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エポキシ樹脂を爪楊枝で練って、端子の接合部分に載せていくだけ

Pro Microの書き込み

Pro Microの書き込みは3つの方法があります。

本ガイドでは簡単な方法から紹介していきます。

1.VIAを使う

VIAというソフトを使ってキーマップを簡単に編集することができます。

LEDインジケータをレイヤーに応じて光らせることができますし、何より黒い画面を余り見なくても良いのでとりあえず使ってみるという初心者の方にオススメしています。

以下のHEXファイル(ファームウェア)をダウンロードし、Pro Microに書き込みます。

drive.google.com

Pro Microに書き込む手順はこちら。

salicylic-acid3.hatenablog.com

Pro Microに書き込んだらVIAを起動して接続するとキーマップが書き換え可能になります。

salicylic-acid3.hatenablog.com

2.QMK Configuratorを使う

WebGUIを使用してファームウェアを作成し、ダウンロードすることができます。

LEDインジケータは光りませんし、出来ることは上記のVIAと同じ位なので、基本的にはVIAをおすすめします。

VIAをPCにインストールできない環境にある場合は本方法を用いるといいと思います。

以下の記事を参照し、使用したいキーマップのHEXファイルを作成します。

salicylic-acid3.hatenablog.com

HEXファイルを作成したらPro Microに書き込みます。

3.QMK環境を構築し自分でコンパイルして書き込む

最も色々なことができます。

VIAでできないことが出来るようになりますが、コマンドで操作する必要があるため、慣れていない人には非常にハードルが高いです。

QMK環境構築の手順はQMK公式のガイド(日本語)を参照することが一番確実です。

他のブログ記事の手順は古くなっている場合も多いので、必ず公式のガイドを参照しながら作業を行ってください。

docs.qmk.fm

7sKBのファームウェアはQMK本家にマージされましたので、そちらから取得してください。

※7sProは7sKBとファームウェアは共通です。

7sKB用にデフォルトで用意したのは以下の2マップです。

マップ名 説明
default USキーボードの標準的な配列(HHKBっぽい配列)を目指しました。
salicylic JISキーボードで、私の使いやすい配列です。私はCorneやColosseum、Nakedシリーズでもこのマップを使用しています。

BMPの書き込み

以下のページを利用してファームウェアの書き込みを実施してください。

https://sekigon-gonnoc.github.io/BLE-Micro-Pro-WebConfigurator/

BMPを購入したばかりの方は上から順にアップデートを実施し、「キーボードごとの設定を書き込む」で「7sKB」を選択してください。

左手用の場合「Is Left」を、右手用の場合「Is Slave」を、LPMEを使用する場合「Use with LPME-IO」を選択してください。

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分からない場合、以下のドキュメントページを参照してください。

github.com

LPMEの書き込み

必要ありません。

上記のようにBMPの書き込み時に「Use with LPME-IO」を選択してください。

f:id:Salicylic_acid3:20200719012025p:plain

実装プレートの上下のタブ(余白部分)を切り離す

※ロットにより工場で切り離されている場合があります。その場合は本項目をスキップしてください。

実装プレートの上下のタブを折ります。

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バックプレートの上部分を切り離す

左右のボトムプレートの上部分を切り離します。

※上部分は最後にマイコンのカバー兼チルト用の足として使用するので捨てないでください!

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(オプション)実装プレートの左右を切り取ります

左右分離型として使用する場合、実装プレートの左右を切り離します。

※一体型として左右を繋げたまま使用する場合は、切り離さずにしておくとTRRSジャックは不要になります。

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バリをヤスリがけする

ニッパーで切り取った部分をヤスリがけします。

100均のヤスリでも十分ですが、いいヤスリは作業性を著しく上げますので、この際に買ってもいいかもしれません。

NO.1 Direct ダイヤモンド ヤスリ セット 10個入り サンドペーパー6枚付き (140MM)

NO.1 Direct ダイヤモンド ヤスリ セット 10個入り サンドペーパー6枚付き (140MM)

プレートの断面をサインペンで塗る

実装プレート、トッププレート、バックプレートの断面は白っぽくなっていると思います。

その断面をぐるっと一周サインペンで黒く塗ります。

サインペンの太い方でざっと塗り、細かいところを細い方で塗ります。

この一手間が出来上がりの質感を上げますので是非やってください。

ゼブラ 油性ペン ハイマッキー 黒 3本 P-MO-150-MC-BK3

(オプション)LED(YS-SK6812MINI-E)の取り付け

LEDは一番最初に実装するのが簡単なので最初に実装しましょう。

このYS-SK6812MINI-EというチップLEDの4つの足は一つだけ斜めに切り欠きがあり、それがGNDです。

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切り欠きをGNDに合わせてLED発光部分が裏面に来るように穴に嵌め込みます。
穴は結構ぴったりめに作ってありますので嵌めづらいかもしれませんが、足がパッドにちゃんと付くように嵌めます。

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LEDの足をはんだ付けします。

従来のLED(SK6812MINI)に比べて熱に耐性がありますが、270℃~320℃で一本ずつゆっくりはんだ付けします。

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(オプション)LEDテープを取り付ける

左手側は1個分を切り離しておきます。

(左手側に5個、右手側に6個LEDのチップが来るようにします)

LEDテープの剥離紙を剥がして端の印字が一致する(+5v、Din、GND)ように貼り付けます。

f:id:Salicylic_acid3:20191124000628p:plain

金色の部分とパッド部分をハンダでブリッジします。

多めに盛ってあげるとうまくいきやすいです。

※右手側はスタビライザーの足部分に干渉しますが、なるべく密着させるように貼り付ければそのままで大丈夫です。

(オプション)LEDのテスト

LEDを取り付ける場合、この段階なら直しやすいので先にLEDのテストをします。

ProMicroにコンスルーをハンダ付けするを先に実施してください。

ファームウェアの書き込みでタクトスイッチを押す部分が有りますが、RSTとGND(下写真の赤丸部分)をピンセットで一瞬触れることで代替できます。

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BMPの場合、この段階でのLEDテストは難しいので、出来ればPro Microでテストしてください。

 またBMPの場合、裏表を間違えると一発で使用不可能になるのでくれぐれも注意してください。

 裏面側(LED Tapeと書かれている方)に取り付けた時、チップなどの部品類が見えるように取り付けます。

LEDを導通するハンダは衝撃や捻りに弱いので、後の行程で不要な力が掛からないように注意してください。

タクトスイッチとTRRSジャックをマスキングテープで仮止めする

表面にタクトスイッチとTRRSジャック(オプション)を実装プレートに差し込みます。

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※部品はパチリとハマりますがはんだ付けの途中で浮くことがあります。不安な方はマスキングテープで押さえておくと安心です。

タクトスイッチとTRRSジャックをハンダ付けする

裏面からそれぞれの足にハンダを付けていきます。

足にハンダこてを当ててからハンダを送ります。

もっこりするほど送らなくてもいいです。

(オプション)スタビライザーを潤滑する

スタビライザーの取り付けの前に、ルブの一手間を加えることで静粛でキーボードになります。

ルブの方法は以下の記事を参考にしてください。

salicylic-acid3.hatenablog.com

スタビライザーを取り付ける

表面(温泉マークがある面)にスタビライザーを取り付けます。

スクリューインタイプのスタビライザーの場合、裏面からネジ止めする必要がありますので忘れずに。

クリップオンタイプのスタビライザーの場合、パチっと最後まで押し込んでください。

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トッププレートにスペーサーをネジ止めする

裏表に注意しながら7mmのスペーサーをトッププレートにネジ止めしていきます。

スイッチをはめる

挿入するスイッチの裏側のソケットを指で支えながらスイッチを挿します。

挿す前にスイッチの足が曲がったりしていないかを確認してください。

この時、四隅からスイッチをはめていくとスムーズです。

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※写真は初期ロットのもので、現行バージョンに左下の六角形の穴は有りません。

実装プレートの裏面からスイッチの足を確認する

実装プレートの裏面のソケットの隙間からスイッチの足が間違いなく刺さっていることを確認します。

下の写真のように斜めから見ると分かりやすいです。

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ProMicroにコンスルーをハンダ付けする

BMP及びLPMEはハンダ付け不要です。

ProMicroをMicroUSB端子が上(スイッチの反対側)を向くように取り付けます。

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MicroUSBの端子側にコンスルーを差し込みます。

ただし、コンスルーには向きがあります。

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写真の赤丸の金色の部分が片方の面から両方見える様に、また金色の部分がProMicro側に寄っている様に取り付けます。

分かりづらかったら以下のドキュメントも合わせて確認してください。

github.com

コンスルーとPro Microとのハンダ付けはPro MicroのUSB端子が付いている方をハンダ付けします。 

320℃に設定してコンスルーを1秒程度温めてからハンダを送ります。

24のピン全てをハンダ付けします。

 ※動画とはProMicroの向きが異なりますので注意!

BMPを使用する場合)実装プレートにコンスルーを差し込む

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上の写真のように「Bat+」にかかるように差し込みます。

はんだ付けは不要です。

(LPME-IOを使用する場合)実装プレートにコンスルーを差し込む

通常のProMicroと同じくBat+、Bat-を避けてコンスルーを差し込みます。

はんだ付けは不要です。

ProMicro、BLE Micro Pro、LPMEを実装プレートへ差し込む

アンダーミドルプレートを置いてからUSB端子が外側に向くようにProMicro、またはBLE Micro Proを取り付けます。

ProMicroの場合、一番上のBat+、Bat-を避けて差し込んでください。

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LPMEは下図のように外側に対し、『LPME-IO』の文字が上に向くように取り付けます。

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左右をステレオミニケーブルもしくはTRRSケーブルで接続し、USBを接続する

必ず左右間をステレオミニケーブル、もしくはTRRSケーブルで接続してからUSBを差し込んでください。

LPME-IOを使用する場合、必ずTRRSケーブルを使用してください。

※USBを差し込んでから左右を接続しようとするとショートが発生し、故障の原因となりますので絶対にしないでください。

テストする

PCに繋ぎ、QMK Configuratorのテストモードでテストします。

config.qmk.fm

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電池基板を実装しない方は次のボトムプレートにスペーサーをネジ止めするへ行ってください。

(オプション)電池部品セット組み立て

バックプレートに電池部品セットを取り付ける

バックプレートの模様が無い側にSBダイオードコンデンサを取り付けます。

SBダイオードコンデンサは予備ハンダをしてはんだ付けします。

※予備ハンダとはダイオードを取り付けるところにあらかじめはんだを盛っておくことです。

ハンダこての温度は320℃に設定してください。

量は下の写真くらいで大丈夫です。

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ハンダの量が多すぎたり、ハンダが尖ってしまったら(ツノがたったといいます)吸い取り線で一回吸い取ってからもう一度盛ります。

吸い取り線は新しい銅色の部分を吸い取りたい部分に当て、上からハンダこてを当てて吸い取ります。

吸い取り線の吸い取って銀色になった部分はもう使えませんので、ニッパーで切り取ってしまいます。

また、何度やっても尖ってしまう場合、長く温めすぎてフラックスが飛んでしまった可能性があります。

一度つけるパッドにフラックスを一塗りしてからやってみてください。

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ダイオードの線と基板の線の向きを合わせてはんだ付けします。

逆作用ピンセットでダイオードをつまみ、予備はんだの上に置きながら予備はんだをハンダこてで溶かす事ではんだ付けします。

次はコンデンサを同じ要領ではんだ付けします。

コンデンサには向きは有りません。

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Cと書かれた部分にコンデンサをはんだ付けします。

電池ケースはマスキングテープで抑えて裏からはんだ付けします。

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電池ケースは下から電池を挿入するので、写真の向きに取り付けます。

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スライドスイッチもマスキングテープで抑えて、裏からはんだ付けします。

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スライドスイッチは電池ケースが有る面に、下向きに付けます。

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裏返して、スライドスイッチの脚をギリギリで切ってはんだ付けします。

2Pinコンスルーを実装プレートに取り付ける

BMPを用いた無線を利用する場合、電池部品セットの2pinコンスルーを実装してください。

ピンを曲げないようにゆっくり差し込んでください。

ボトムプレートに対応する穴にあわせ、ピンをゆっくり確実に差し込んでください。

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ボトムプレートに対応する穴にあわせ、ピンをゆっくり確実に差し込んでください。

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ボトムプレートにスペーサーをネジ止めする

ボトムプレートに4mmのスペーサーを底面側(模様がある方)に取り付けます。

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ボトムプレートを取り付ける

ボトムプレートの下半分をネジ止めします。

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上のネジ穴にはスペーサー(オスメス)をねじ込みます。
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ボトムプレートの蓋をネジ止めします。

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(オプション)電池を挿入する

BMPを使用する場合、CR1632コイン電池を+を底面側にして挿入してください。

※コイン電池は1個でも動きますが、寿命を重視する場合は2個入れてください。

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ゴム足を貼り付ける

バックプレートの好きな位置にゴム足を貼り付けます。

私のおすすめは下の写真の位置です。

タツキがある場合は微調整します。

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キーキャップを取り付ける

自分の求めるキーマップに応じた配置でキーキャップを取り付けます。

キーキャップの取り付けは以下画像を参考に取り付けをしてくださると綺麗に収まります。

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キーマップをカスタマイズする

以下の記事を参考にオリジナルのキーマップを探求してください。

salicylic-acid3.hatenablog.com

salicylic-acid3.hatenablog.com

完成!

お疲れ様でした!

達成感とともに、ゆっくりと自作キーボード温泉に浸かってください。 

動かない時に

以下のサイトがトラブルシューティングについて網羅していますので参考にしてください。

scrapbox.io

おわりに

ビルドガイドはいかがでしたでしょうか。

分かりやすかったでしょうか。

なるべく組み立てやすい様に設計したつもりですが、なにかわからないことが有れば遠慮なくコメント欄か私のTwitterへどうぞ。

本記事は7sProで書きました。