自作キーボード温泉街の歩き方

自作キーボードの世界は温泉に例えられます。自作キーボードの温泉街の楽しい歩き方を紹介します。

自作キーボードキット『7sPro』ビルドガイド

こんにちは。自キ温泉ガイドのサリチル酸です。

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今回は私の設計した自作キーボードキット『7sPro』の組み立て手順書、ビルドガイドを書きたいと思います。

 

はじめに

キットをお買い上げ頂いた方、お買い上げありがとうございます。

拙い部分もあると思いますが一所懸命にガイドしますのでよろしくお願いします。

前置き

本キットは7sKBをMX専用化してソケット化し、組立を簡単にしたバージョンです。

ソケットを採用したことで、アクリル積層オプションも用意できるので、それもお楽しみできるようにしました。

組立はかなり簡単になっていますが、組み立てる前にビルドガイドを熟読してください。

皆様も分からないところがあったら「やってから考える」のではなく、「先に」私まで問い合わせて、疑問を解消させてから取り組んでください。

問い合わせはTwitterのDMか、本ブログのコメント欄にメールアドレスを記載していただければ回答します。

※コメント欄に書きこんだメールアドレスは公表されません。

Twitterの方が反応は早いです。

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注意事項

本キットは自分で自分で組み立てるキットです。

私が組み立ての代行を引き受けることはありませんのでご了承ください。

キットの中身を確認する

内容物一覧

品目 数量
実装プレート 1
トッププレート 2
バックプレート 2
インジケータアクリルカバー 1
LED(YS-SK6812MINI) 2
スタビライザー(2U) 3
TRRSコネクタ 2
タクトスイッチ 2
スペーサー(4mm) 4
スペーサー(4mm)(オスメス) 5
スペーサー(7mm)

15

ネジ(3mm)

38+

ゴム足(小) 8

万が一部品が足らない場合、TwitterのDMか、本記事のコメント欄(公開されません)にメールアドレスをいただけましたらすぐに発送対応いたします。

実装プレート

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本ガイド内では『実装プレート』と呼びます。

組み立ての半分は実装プレートへの部品のハンダ付けです。

トッププレート

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本ガイド内では『トッププレート』と呼びます。

トッププレートの穴にスイッチをはめ込んで実装プレートに合わせます。

バックプレート

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本ガイド内では『バックプレート』と呼びます。

このプレートがキーボードの底面になります。

インジケータアクリルカバー

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本ガイド内では『インジケータアクリルカバー』と呼びます。

このアクリルをインジケータの上に乗せます。

 

LED(オプション)

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本ガイド内では『LED』と呼びます。

半田付け難易度は高いですが実装数は1個と少ないですし、インジケータとして実用的でも有るので是非チャレンジして輝かせてください。

スタビライザー(2U)

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本ガイド内では『スタビライザー』と呼びます。

スペースキーやシフトキーなどの長いキーをまっすぐ押せるように安定させる効果があります。

3個入っていますので確認してください。

TRRSコネクタ

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本ガイド内では『TRRSコネクタ』と呼びます。

7sProの左右を接続するケーブルのために必要です。

2個入っていますので確認してください。

タクトスイッチ

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本ガイド内では『タクトスイッチ』と呼びます。

7sProの頭脳部分、ProMicroのファームウェアを書き込む際に必要です。

2個入っていますので確認してください。

スペーサー

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本ガイド内では『スペーサー』と呼びます。

プレート各種をネジ止めするのに必要です。

スペーサーは4mmが4個、4mm(オスメス)が5個、7mmが18個入っていますので確認してください。

ネジ

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スペーサーとともにプレート各種をネジ止めするのに必要です。

3mmのネジが36個以上入っていますので確認してください。

ゴム足

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シートについたゴム足が8個入っていますので確認してください。

電池部品セット一覧(オプション)

品目 数量
ショットキーダイオード 2
コンデンサ 1
スライドスイッチ 1
コイン電池ケース 2
2mm高2pinコンスル 1

ショットキーダイオード

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本ガイド内では『SBダイオード』と呼びます。

ボタン電池の上下指し間違えを防ぎます。

キースイッチ用のダイオードとは違いますので保管する場合は別にして保管してください。

コンデンサ

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本ガイド内では『コンデンサ』と呼びます。

ボタン電池の電圧を安定させ、寿命を伸ばします。

スライドスイッチ

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本ガイド内では『スライドスイッチ』と呼びます。

電池のオンオフを行うスイッチです。

コイン電池(CR1632)ケース

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本ガイド内では『電池ケース』と呼びます。

コイン電池(CR1632)を収めるケースです。

 2mm高2pinコンスル

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電池基板が実装されているボトムプレートと実装プレートを接続するコンスルーです。

曲がりやすいので、気をつけてお取り扱いください。

キット外で必要なもの

一覧

品目 数量
キースイッチ 63
キーキャップ 63
Pro Micro もしくは BLE Micro Pro もしくはLPME-IO 2

MicroUSBケーブル

1
3.5mmステレオミニケーブル もしくは TRRSケーブル 1
LEDテープ(WS2812B)(オプション) 2

キースイッチ 

本ガイド内では『キースイッチ』と呼びます。

7sKB(MX版)はCherryMX互換スイッチに対応しています。

Chocスイッチを使用する場合、7sKB(Choc版)を購入してください。

63個必要です。

yushakobo.jp

キーキャップ

本ガイド内では『キーキャップ』と呼びます。

7sKB(MX版)はCherryMX用のキーキャップのみを使用できます。

普通の104キーのキーセットではすべてのキーを綺麗に埋めることができません(1.75uのシフトキーが1個、1.5uのキーが3個追加で必要)が、ゆかりキーボードファクトリー(@eucalyn_)さんが7sKB(MX)のスペシャルセットの取り扱いをしてくれました!

(しかも2種類も!)

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Midnight Sunキーキャップセットです。私のお気に入り!


eucalyn.shop

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Midnight Dawnキーキャップセットです。緑の発色がすごい鮮やか!

 

eucalyn.shop

後は遊舎工房様で新しく取り扱いを始めたキーキャップもきれいに適合します。

yushakobo.jp

他の入手方法は以下の記事にも詳しく記載しております。

salicylic-acid3.hatenablog.com

Pro Micro or BLE Micro Pro or LPME-IO

本ガイド内では『Pro Micro』または『BMP』または『LPME』と呼びます。

キーボードの頭脳となるマイコンです。

Pro Microは色々種類は有りますが、遊舎工房実店舗か遊舎工房通販サイトの物を使用してくだされば確実です。

※通販サイトの場合ファーム書き込みなしを選択してください。

BMPとLPMEは無線接続を行う場合に必要です。

また、BMPとLPMEはコンスルーが同梱されておりませんので、別途用意してください。

LPMEはBMPとTRRSケーブルで接続し、部分無線を実現する場合に使用します。

また、本キットには電池基板用の部品が同梱されていません。

BMPを2つ使用した完全無線化には電池部品セットを2つ、BMPとLPMEを使用した部分無線には電池部品セットを1つ購入してください。

yushakobo.jp

booth.pm

nogikes.booth.pm

yushakobo.jp

Micro USBケーブル

本ガイド内では『USBケーブル』と呼びます。

7sKBとPCとをつなぐために必要です。

Tomoshare L字型90°マグネット式2.1A急速充電データ転送ケーブル 断線防止 磁石 防塵ナイロンメッシュ編 高耐久ケーブル100cm ブラック 20170117W1 (Mirco Type-c Lighting 3in1set)

Tomoshare L字型90°マグネット式2.1A急速充電データ転送ケーブル 断線防止 磁石 防塵ナイロンメッシュ編 高耐久ケーブル100cm ブラック 20170117W1 (Mirco Type-c Lighting 3in1set)

3.5mmステレオミニケーブル

本ガイド内では『ステレオミニケーブル』と呼びます。

3.5mmステレオミニケーブルのオス⇔オスを用意してください。

ステレオミニプラグ オーディオケーブル、RAYWILL 高音質再生 オス/オス無指向性 標準3.5mm AUX接続 (0.5m)

ステレオミニプラグ オーディオケーブル、RAYWILL 高音質再生 オス/オス無指向性 標準3.5mm AUX接続 (0.5m)

TRRSケーブル(オプション)

本ガイド内では『TRRSケーブル』と呼びます。

BMPとLPMEとを接続する際に使用します。

この場合、前述の3.5mmステレオミニケーブルは使用しないでください。

iNTE-Sound Accessories 【30から80cm】4極 両端L字 金メッキ 3.5mm AUXオーディオケーブル コイル状 オスオス スプリングケーブル iNTE-SA1118

iNTE-Sound Accessories 【30から80cm】4極 両端L字 金メッキ 3.5mm AUXオーディオケーブル コイル状 オスオス スプリングケーブル iNTE-SA1118

LEDテープ(WS2812B)(オプション)

本ガイド内では『LEDテープ』と呼びます。

ミッドプレートの裏からより光らせるために使用します。

※LEDテープを利用してもあまり光りません。。そのうちアクリルバックプレートを用意するので、その時に実装してもいいと思います。

※ブリッジプレート用のバックプレートを取り付ける場合、取り付けることはできません。

yushakobo.jp

必要工具

工具それぞれの説明はこちらの記事に書かれていますので、併せて参照してください。

salicylic-acid3.hatenablog.com

不安な人、LEDを実装する人は以下の物を全て揃えてくださると、安い物を使うより各段に実装が楽になります。

※このページで得られたアフィリエイト収益は、全て私の自作キーボードキットの価格維持に使います。

ハンダこて

白光 ダイヤル式温度制御はんだこて FX600

白光 ダイヤル式温度制御はんだこて FX600

 

ハンダこて台

白光(HAKKO) こて台 633-01

白光(HAKKO) こて台 633-01

こて先

白光 こて先 2C型 T18-C2

白光 こて先 2C型 T18-C2

ハンダ

goot 精密プリント基板用はんだ SD-62

goot 精密プリント基板用はんだ SD-62

ハンダ吸い取り線

 goot はんだ吸取り線 CP-3015

goot はんだ吸取り線 CP-3015

ドライバー(m2ネジ対応のもの)

ベッセル(VESSEL) メガドラ 細軸 ドライバー +0×75 910

ベッセル(VESSEL) メガドラ 細軸 ドライバー +0×75 910

※ケースのネジは「+0×75」を、スタビライザーのネジは「+1×75」がおすすめです。

ニッパー

エンジニア マイクロニッパー NS-04

エンジニア マイクロニッパー NS-04

ヤスリ(あったほうがいい)

NO.1 Direct ダイヤモンド ヤスリ セット 10個入り サンドペーパー6枚付き (140MM)

NO.1 Direct ダイヤモンド ヤスリ セット 10個入り サンドペーパー6枚付き (140MM)

作業マット

プラス カッターマット 両面 A4 230×320mm グリーン 48-573

プラス カッターマット 両面 A4 230×320mm グリーン 48-573

フラックス(あったほうがいい)

ホーザン(HOZAN) フラックス  鉛フリーハンダ対応 便利なハケ付きキャップ付  容量30mL H-722

ホーザン(HOZAN) フラックス 鉛フリーハンダ対応 便利なハケ付きキャップ付 容量30mL H-722

マスキングテープ(テープであればいい)

エーモン 目盛り付きマスキングテープ 幅20mm×長さ約15m 1693

エーモン 目盛り付きマスキングテープ 幅20mm×長さ約15m 1693

逆作用ピンセット(あったほうがいい)

ホーザン(HOZAN) 逆作用ピンセット ツイーザー サードハンド 全長165mm 先端幅2mm 最大開幅約20mm P-89

ホーザン(HOZAN) 逆作用ピンセット ツイーザー サードハンド 全長165mm 先端幅2mm 最大開幅約20mm P-89

虫眼鏡(あったほうがいい)

KRAVAS 拡大鏡 LEDライト付き 手持ちルーペ 大きく 見やすい 軽い 直径140mmで読み物に便利なサイズ

KRAVAS 拡大鏡 LEDライト付き 手持ちルーペ 大きく 見やすい 軽い 直径140mmで読み物に便利なサイズ

ライト(あったほうがいい)

Ledlenser(レッドレンザー) LED懐中電灯 P7R 強力ライト/定番サイズ 【明るさ約1000ルーメン】 【最長7年保証】 充電式 [日本正規品] 9408-R

Ledlenser(レッドレンザー) LED懐中電灯 P7R 強力ライト/定番サイズ 【明るさ約1000ルーメン】 【最長7年保証】 充電式 [日本正規品] 9408-R

テスター(あったほうがいい)

AstroAI 6000カウント テスター デジタル マルチメーター オートレンジ 電圧 電流 真の実効値 抵抗 連続性 静電容量 周波数 ダイオード トランジスタ 温度測定テスター 手動 自動モード 三年保証 日本語説明書付き

AstroAI 6000カウント テスター デジタル マルチメーター オートレンジ 電圧 電流 真の実効値 抵抗 連続性 静電容量 周波数 ダイオード トランジスタ 温度測定テスター 手動 自動モード 三年保証 日本語説明書付き

エポキシ樹脂(あったほうがいい)

セメダイン 5分硬化型エポキシ系接着剤 ハイスーパー5 15gセット箱 CA-184

セメダイン 5分硬化型エポキシ系接着剤 ハイスーパー5 15gセット箱 CA-184

マジックペン(あったほうがいい)

ゼブラ 油性ペン ハイマッキー 黒 3本 P-MO-150-MC-BK3

ゼブラ 油性ペン ハイマッキー 黒 3本 P-MO-150-MC-BK3

組み立て

いよいよ組み立てです。

まとまった時間は用意できましたか?

本キットには取り付け順序があります。

工程によって、取り付けられなくなるパーツがありますので、十分注意してください。

(オプション)Pro Micro、BMPの補強

エポキシ樹脂を使ってPro Micro、またはBMPの補強をします。

乾燥に多少時間がかかるので最初にやってしまいましょう。

エポキシ樹脂の乾燥時間や使い方はエポキシ樹脂の説明を読んでください。

樹脂はUSBジャックの中に入らないように周囲を盛っていきます。

多めに盛りすぎてUSB端子が入る穴に流れ込まないよう注意してください。

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エポキシ樹脂を爪楊枝で練って、端子の接合部分に載せていくだけ

Pro Microの書き込み環境の構築

以下のページを参照してファームウェアの書き込みを実施してください。

BMPの書き込み環境構築は下の項目を参照してください。

salicylic-acid3.hatenablog.com

キーマップなどを自作するための環境構築記事は現在執筆中です。

とはいえ以下の記事が凄くわかりやすく参考になるので、今更私が書く必要はないかも知れません。。

qiita.com

7sKBのファームウェアはQMK本家にマージされましたので、そちらから取得してください。

※7sProは7sKBとファームウェアは共通です。

github.com

7sKB用にデフォルトで用意したのは以下の2マップです。

マップ名 説明
default USキーボードの標準的な配列(HHKBっぽい配列)を目指しました。
salicylic JISキーボードで、私の使いやすい配列です。私はCorneやColosseum、Nakedシリーズでもこのマップを使用しています。

BMPの書き込み環境の構築

以下のページを参照してファームウェアの書き込みを実施してください。

github.com

7sKBのBMPファームウェアBMPの公式リポジトリにマージされましたのでそちらを利用してください。

コンフィグファイル、キーマップファイルは公式リポジトリのものを利用してください。

github.com

LPMEの環境構築

必要ありません。

上記環境構築後、BMPの方に7skb_rev1_lpme_left_config.jsonを書き込んでください。

実装プレートの上下のタブ(余白部分)を切り離す

実装プレートの上下のタブを折ります。

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バックプレートの上部分を切り離す

左右のボトムプレートの上部分を切り離します。

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(オプション)実装プレートの左右を切り取ります

左右分離型として使用する場合、実装プレートの左右を切り離します。

一体型として使用する場合はそのままにしておくとTRRSジャックは不要になります。

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バリをヤスリがけする

ニッパーで切り取った部分をヤスリがけします。

100均のヤスリでも十分ですが、いいヤスリは作業性を著しく上げますので、この際に買ってもいいかもしれません。

NO.1 Direct ダイヤモンド ヤスリ セット 10個入り サンドペーパー6枚付き (140MM)

NO.1 Direct ダイヤモンド ヤスリ セット 10個入り サンドペーパー6枚付き (140MM)

プレートの断面をサインペンで塗る

実装プレート、トッププレート、バックプレートの断面は白っぽくなっていると思います。

その断面をぐるっと一周サインペンで黒く塗ります。

この一手間が出来上がりの質感を上げますので是非やってください。

(オプション)LED(YS-SK6812MINI-E)の取り付け

LEDは一番最初に実装するのが簡単なので最初に実装しましょう。

このYS-SK6812MINI-EというチップLEDの4つの足は一つだけ斜めに切り欠きがあり、それがGNDです。

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切り欠きをGNDに合わせてLED発光部分が裏面に来るように穴に嵌め込みます。
穴は結構ぴったりめに作ってありますので嵌めづらいかもしれませんが、足がパッドにちゃんと付くように嵌めます。

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LEDの足をはんだ付けします。

従来のLED(SK6812MINI)に比べて熱に耐性がありますが、270℃~320℃で一本ずつゆっくりはんだ付けします。

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(オプション)LEDテープを取り付ける

左手側は1個分を切り離しておきます。

(左手側に5個、右手側に6個LEDのチップが来るようにします)

LEDテープの剥離紙を剥がして端の印字が一致する(+5v、Din、GND)ように貼り付けます。

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金色の部分とパッド部分をハンダでブリッジします。

多めに盛ってあげるとうまくいきやすいです。

※右手側はスタビライザーの足部分に干渉しますが、なるべく密着させるように貼り付ければそのままで大丈夫です。

(オプション)LEDのテスト

LEDを取り付ける場合、この段階なら直しやすいので先にLEDのテストをします。

ProMicroにピンヘッダを取り付ける、ファームウェアを書き込むを先に実施してください。

ファームウェアの書き込みでタクトスイッチを押す部分が有りますが、RSTとGND(下写真の赤丸部分)をピンセットで一瞬触れることで代替できます。

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BMPの場合、この段階でのLEDテストは難しいので、出来ればPro Microでテストしてください。

 またBMPの場合、裏表を間違えると一発で使用不可能になるのでくれぐれも注意してください。

 裏面側(LED Tapeと書かれている方)に取り付けた時、チップなどの部品類が見えるように取り付けます。

LEDを導通するハンダは衝撃や捻りに弱いので、後の行程で不要な力が掛からないように注意してください。

タクトスイッチとTRRSコネクタをマスキングテープで仮止めする

表面にタクトスイッチとTRRSコネクタ(オプション)を実装プレートに差し込み、マスキングテープで押さえます。

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※浮きやすいので、ちゃんと押さえられているかもう一度確認してください。

タクトスイッチとTRRSコネクタをハンダ付けする

裏面からそれぞれの足にハンダを付けていきます。

足にハンダこてを当ててからハンダを送ります。

もっこりするほど送らなくてもいいです。

スタビライザーを取り付ける

表面(温泉マークがある面)にスタビライザーを取り付けます。

スタビライザーの裏面からネジ止めする必要がありますので忘れずに。

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また、取り付けの際に、スタビライザーの底に絆創膏のバンド部を貼り付けたり、ルブを塗布するとよりいい感じになります。

ルブの方法は以下の記事を参考にしてください。

salicylic-acid3.hatenablog.com

トッププレートにスペーサーをネジ止めする

裏表に注意しながら7mmのスペーサーをトッププレートにネジ止めしていきます。

スイッチをはめる

トッププレートにスイッチをはめてから実装プレートのソケットに慎重に挿します。

挿す前にスイッチの足が曲がったりしていないかを確認してください。

また、一度にトッププレートにスイッチをはめてから実装プレートに刺そうとすると外れたりしてストレスが溜まるので、四隅からスイッチをはめていくとスムーズです。

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実装プレートの裏面からスイッチの足を確認する

実装プレートの裏面のソケットの隙間からスイッチの足が間違いなく刺さっていることを確認します。

下の写真のように斜めから見ると分かりやすいです。

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ProMicroにコンスルーをハンダ付けする

BMP及びLPMEはハンダ付け不要です。

ProMicroをMicroUSB端子が上(スイッチの反対側)を向くように取り付けます。

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MicroUSBの端子側にコンスルーを差し込みます。

ただし、コンスルーには向きがあります。

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写真の赤丸の金色の部分が片方の面から両方見える様に、また金色の部分がProMicro側に寄っている様に取り付けます。

分かりづらかったら以下のドキュメントも合わせて確認してください。

github.com

コンスルーとPro Microとのハンダ付けはPro MicroのUSB端子が付いている方をハンダ付けします。 

320℃に設定してコンスルーを1秒程度温めてからハンダを送ります。

24のピン全てをハンダ付けします。

 ※動画とはProMicroの向きが異なりますので注意!

BMPを使用する場合)実装プレートにコンスルーを差し込む

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上の写真のように「Bat+」にかかるように差し込みます。

(LPME-IOを使用する場合)実装プレートにコンスルーを差し込む

 通常のProMicroと同じくBat+、Bat-を避けてコンスルーを差し込みます。

ProMicro、BLE Micro Pro、LPMEを実装プレートへ差し込む

アンダーミドルプレートを置いてからUSB端子が外側に向くようにProMicro、またはBLE Micro Proを取り付けます。

ProMicroの場合、一番上のBat+、Bat-を避けて差し込んでください。

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LPMEは下図のように外側に対し、『LPME-IO』の文字が上に向くように取り付けます。

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左右をステレオミニケーブルもしくはTRRSケーブルで接続し、USBを接続する

必ず左右間をステレオミニケーブル、もしくはTRRSケーブルで接続してからUSBを差し込んでください。

LPME-IOを使用する場合、必ずTRRSケーブルを使用してください。

※USBを差し込んでから左右を接続しようとするとショートが発生し、故障の原因となりますので絶対にしないでください。

テストする

PCに繋ぎ、適当なテキストエディタで全てのキーが反応することを確認します。

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(オプション)電池部品セット組み立て

バックプレートに電池部品セットを取り付ける

バックプレートの模様が無い側にSBダイオードコンデンサを取り付けます。

SBダイオードコンデンサは他のダイオードと同じように予備ハンダをしてはんだ付けします。

※SBダイオードは通常のダイオードとは異なりますので、混ぜたり流用したりしないようにしてください。

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Cと書かれた部分にコンデンサをはんだ付けします。

電池ケースとマスキングテープで抑えて裏からはんだ付けします。

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スライドスイッチもマスキングテープで抑えて、裏からはんだ付けします。

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裏返して、スライドスイッチの脚をギリギリで切ってはんだ付けします。

2Pinコンスルーを実装プレートに取り付ける

BMPを用いた無線を利用する場合、電池部品セットの2pinコンスルーを実装してください。

ピンを曲げないようにゆっくり差し込んでください。

ボトムプレートに対応する穴にあわせ、ピンをゆっくり確実に差し込んでください。

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ボトムプレートに対応する穴にあわせ、ピンをゆっくり確実に差し込んでください。

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ボトムプレートにスペーサーをネジ止めする

ボトムプレートに4mmのスペーサーを底面側(模様がある方)に取り付けます。

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ボトムプレートを取り付ける

ボトムプレートの下半分をネジ止めします。

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上のネジ穴にはスペーサー(オスメス)をねじ込みます。
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ボトムプレートの蓋をネジ止めします。

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ゴム足を貼り付ける

バックプレートの好きな位置にゴム足を貼り付けます。

私のおすすめは下の写真の位置です。

タツキがある場合は微調整します。

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インジケータアクリルカバーを取り付ける

インジケータアクリルカバーは彫刻のある面と彫刻のない面のお好みの方でお使いできます。

アクリルの保護紙を剥がして文字彫刻部分の彫刻粉をブラシなどで取り去っておくと、よりいい感じになります。

底面に両面テープを貼り付けておくと確実です。

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キーキャップを取り付ける

自分の求めるキーマップに応じた配置でキーキャップを取り付けます。

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完成!

お疲れ様でした!

達成感とともに、ゆっくりと自作キーボード温泉に浸かってください。 

動かない時に

以下のサイトがトラブルシューティングについて網羅していますので参考にしてください。

scrapbox.io

おわりに

ビルドガイドはいかがでしたでしょうか。

分かりやすかったでしょうか。

なるべく組み立てやすい様に設計したつもりですが、なにかわからないことが有れば遠慮なくコメント欄か私のTwitterへどうぞ。

 

本記事はNaked64SFで書きました。