自作キーボード温泉街の歩き方

自作キーボードの世界は温泉に例えられます。自作キーボードの温泉街の楽しい歩き方を紹介します。

自作キーボードキット『A52GL』『J73GL』ビルドガイド

こんにちは。自キ温泉ガイドのサリチル酸です。

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今回は私の設計した自作キーボードキット『GL516ケース』及びGL516ケース互換PCBの『A52GL』『J73GL』の組み立て手順書、ビルドガイドを書きたいと思います。

はじめに

キットをお買い上げ頂いた方、お買い上げありがとうございます。

拙い部分もあると思いますが一所懸命にガイドしますのでよろしくお願いします。

読んで分からないところがあったら「やってから考える」のではなく、「先に」私まで問い合わせて、疑問を解消させてから取り組んでください。

製品についてのお問い合わせは私のDiscordまでどうぞ。

商品の特徴

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GL516はProMicroやBLE Micro Pro及び電池を内蔵・装着しやすい内部構造を持ち、ケース上部にアクリルプレートを装着することで無駄な隙間をなくし、キーキャップに合わせたコーディネートを可能とする商品です。

商品の特徴の詳細はこちらの記事と動画をご参照ください。

salicylic-acid3.hatenablog.com

www.youtube.com

本ビルドガイドの位置付け

GL516ケースの特徴は非常に多く、一つのビルドガイドに詰め込もうとすると大変な量になってしまいます。

よっていくつかのガイドに分割し、本ビルドガイドはGL516ケースと同時にリリースされる『A52GL』『J73GL』用のビルドガイドという位置づけです。

以下のガイドは順次作成し公開します。

  • GL516カスタマイズガイド
  • GL516設計入門ガイド
  • GL516互換キーボード用共通ビルドガイド

キットの中身を確認する

GL516ケース内容物一覧

品目 数量
GL516ケース 1
プレートセット 1
ネジ 28
ゴム足 4
GL516ケース
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本ガイド内では『GL516ケース』と呼びます。

このケースに各種プレートをネジ止めします。

組立前に大きなキズ等が無いことを確認してください。

プレートセット

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バックプレート6種とボトムプレートが細いランナーが繋がっています。

本ガイド内では『バックプレート』『ボトムプレート』と呼びます。

ボトムプレートは一番大きいプレートです。

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このプレートがキーボードの底面になります。

バックプレートは6種類あります。

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単4電池2本をマウントできるプレート

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ブランクプレート

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中からケーブルを引き出す切掛けが付いたプレート

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USBコネクタが付いたPCBを使用する場合、USBコネクタを入れるための穴が空いたプレート

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パネルマウントケーブル(Micro-B)を使用するためのプレート

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パネルマウントケーブル(USB-C)を使用するためのプレート

バックプレートもリバーシブルなので、使用するPCBや用途に合わせてお使いください。

ネジ

プレート各種をGL516ケースにネジ止めするのに必要です。

28個入っていますので確認してください。

ゴム足

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シートについたゴム足が4個入っています。

A52GL、J73GL PCBセット内容物一覧

品目 数量
基板 1
スイッチプレート 1

パネルマウントケーブル

(USB-micro B to micro B)

1
Pro Micro 1
13ピンソケット 2
タクトスイッチ 1
スタビライザー(2u) 3or2
基板
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部品が取り付けられた基板で、本ガイド内では『基板』と呼びます。

上下のタブは不要なので、もし付いていたら折り取って捨てておきます。

スイッチプレート
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本ガイド内では『スイッチプレート』と呼びます。

スイッチプレートの穴にスイッチをはめ込んで基板に合わせます。

パネルマウントケーブル(USB-micro B to micro B)

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パネルマウントケーブル(USB-micro B to micro B)

GL516ケース内のPro Microからバックプレートまでコネクターを引き出すためのケーブルです。

Pro Micro

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本ガイド内では『ProMicro』と呼びます。

銀色の袋に入ったマイコンボードです。

中に入っている銀色の部品『ピンヘッダ』は使用しますので捨てないでください。

ピンソケット

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本ガイド内では『ピンソケット』と呼びます。

タクトスイッチ

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本ガイド内では『タクトスイッチ』と呼びます。

スタビライザー(2u)

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※写真のスクリューインタイプ(ネジ固定式)とは異なり、スナップオンタイプ(クリップ固定式)の場合がありますが、機能に差はありません。

 スナップオンタイプにはネジが付属していません。

本ガイド内では『スタビライザー』と呼びます。

スペースキーやシフトキーなどの長いキーをまっすぐ押せるように安定させる効果があります。

A52GLの場合は3個、J73GLの場合は2個入っていますので確認してください。

キット外で必要なもの

一覧

品目 数量
キースイッチ 52or73
キーキャップ 52or73
USBケーブル 1
デコレーションプレート(オプション) 1

キースイッチ 

本ガイド内では『キースイッチ』と呼びます。

ErgoArrowsはCherryMX互換スイッチに対応しています。

A52GLで52個、J73GLで73個必要です。

Switchesshop.yushakobo.jp

キーキャップ

本ガイド内では『キーキャップ』と呼びます。

A52GLは50%キーボードであるため、キーキャップ選びにやや癖があります。

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Cherryプロファイルなどのステップスカルプチャーのキーキャップでは1.25uサイズのCapsLockの入手性が悪いですが、それ以外は埋める事ができます。

DSA、XDA、NP/PGプロファイルなどのフラットプロファイルのキーキャップでは比較的簡単に埋めることができます。(1.25uのCapsLockはCtrlキーを使用する等)

PG PBT Bluebird keycaps setshop.yushakobo.jp

DSA Profile Simple Purple Dye-Subbed Keycap Setshop.yushakobo.jp

J73GLは日本語レイアウトの65%キーボードであるため、日本語レイアウト対応のキーキャップを選択すると刻印が一致します。

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EnjoyPBT ModernJAshop.yushakobo.jp

Majestouch 交換用キーキャップshop.yushakobo.jp

USBケーブル

本ガイド内では『USBケーブル』と呼びます。

A52GL、J73GLとPCとをつなぐために必要です。 

180度マグネットケーブル ブラックshop.yushakobo.jp

デコレーションプレート(オプション)

本ガイド内では『デコレーションプレート』と呼びます。

アクリルまたは様々な素材でケースとキースイッチの隙間を埋めます。

アクリル製のデコレーションプレートは遊舎工房様で購入することができます。

是非キーキャップに合わせたカラーで選んでみてください。

キーボードアクリルプレートshop.yushakobo.jp

必要工具

工具それぞれの説明はこちらの記事に書かれていますので参照してください。

salicylic-acid3.hatenablog.com

組み立て

いよいよ組み立てです。

まとまった時間は用意できましたか?

本キットには取り付け順序は基本的に有りませんし、順序によって後々取り付け不可能になるパーツは有りません。

しかし、本ガイドのこの順序で取り付けするのが最も簡単です。

基板のタブを折り取る

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基板の上下に付いているタブを折り取ります。

製造ロットによっては既にタブが折られている場合がありますが、その時はこの工程をスキップします。

バック・ボトムプレートを切り離す

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使用する機能に応じてプレートのランナーをニッパーで切り、プレートのバリを軽く削っておきます。

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プレートの断面(特に左右の断面)をマッキーで塗っておくと仕上がりが綺麗になります。

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マッキーを塗る前(写真左)と塗った後(写真右)

基板にピンソケットをハンダ付けする

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ピンソケットをスイッチソケットが付いている側に差し込みます

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ピンヘッダの短い方をピンソケットに差し込みます
コンスルーは使用できません

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ピンヘッダにProMicroを通します
USBコネクタが基板の内側に向くように、チップの実装面が基板を向くようにしてください
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ひっくり返して一番端の2つのピンだけハンダ付けします
温度調節ができるハンダごてなら320℃に設定します
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横からみて斜めになっていた場合(写真左)、ハンダ付けしたピンを熱しながら垂直にします(写真右)
※火傷に十分注意してください

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ピンソケットが垂直になったら残りのピンをハンダ付けします
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パネルマウントケーブル、または使用するケーブルをProMicroに接続し(写真左)、
取り付けたピンヘッダに差し込みます(写真右)

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ケーブルが動くとハンダ付けがしづらいのでマスキングテープで留めておきます

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この時ややProMicroが浮くことがあります
※Elite-C、BMPの場合はピッタリ収まります

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ProMicroのピンヘッダの2つをハンダ付けします
※ハンダごてでケーブルを触れないように注意してください
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ピンヘッダをニッパーで切り落とします
※ピンが飛ばないように指で抑えながら切り落としましょう

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残りのピンをハンダ付けします

基板にタクトスイッチをハンダ付けする

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基板の裏側の「RESET」と書かれている部分にタクトスイッチを差し込みます
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裏返してハンダ付けをします

スタビライザーを取り付ける

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赤枠部分にスタビライザーを取り付けます

スタビライザーの取り付けに当たっては以下の記事が参考になりますので、是非見てみてください。

salicylic-acid3.hatenablog.com

※スタビライザーのルブをしていないことによる不満はかなり多く見られますので、是非ルブを行ってください。

スイッチプレートにスイッチをはめ、基板に挿していく

スイッチの足が曲がっていないことを確認してからスイッチプレートに差し込んでいきます。

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スイッチの足が少しでも曲がっていると(1枚目)スイッチプレートに差し込んだ時にクシャクシャになってしまう(2枚目)場合があります

なお、一度でも足がクシャクシャになってしまったスイッチ、はんだ付けしたことがあるスイッチはスイッチソケットには差し込まないでください。

スイッチソケットの中の金具が変形し、スイッチを押しても反応しなくなる可能性があります。

スイッチの取り付け方は以下の動画を参考にしてください。

基板の裏面からスイッチの足を確認する

基板の裏面のソケットの隙間からスイッチの足が間違いなく刺さっていることを確認します。

下の写真のように斜めから見ると分かりやすいです。

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Pro Microへのファームウェアの書き込み

※Remapのファームウェア書き込み機能はChromeブラウザ専用です。

以下のRemapのページをクリックして、ファームウェア書き込みページを開きます。

remap-keys.app

remap-keys.app

FLASHをクリックします。

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J73GLのみRGB_Matrixに対応したバージョンのファームウェアを用意しています

通常のProMicroは「caterina」を、Elite-Cは「dfu」を選択してからFLASHをクリックします。

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下図のように小ウインドウに「Arduino Micro」等が表示されることを確認します。

表示されない場合、ケーブルや接続するポートを変更して試してみます。

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リセットスイッチを押します。

一瞬USB機器が抜けたような音がして、先程の小ウインドウのArduino Microのポート番号が変化したことを確認し、「接続」をクリック。

(本ビルドガイドの図例の場合、COM17がCOM18に変化)

ポート番号が変化しない場合、リセットを素早く2回実施する等も試してみてください。

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ファームウェアの書き込みが完了したら下図のようにメッセージの最後に「successfully」が表示されます。

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Pro Microへのファームウェアの書き込み(Chromeブラウザを使用できない場合)

Remapのファームウェア書き込みページで、FLASHではなくDOWNLOADをクリックしてダウンロードしたファームウェアを下の記事を参考に書き込んでください。

remap-keys.app

remap-keys.app

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salicylic-acid3.hatenablog.com

BMPへのファームウェアの書き込み

以下のページを利用してファームウェアの書き込みを実施してください。

https://sekigon-gonnoc.github.io/BLE-Micro-Pro-WebConfigurator/

BMPを購入したばかりの方は上から順にアップデートを実施し、「キーボードごとの設定を書き込む」で「gl516」と「a52gl」または「j73gl」を選択してください。

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うまく接続ができない等の場合、以下のドキュメントページを参照してください。

github.com

標準キーマップはRemapでシェアされている(BMP)Defaultキーマップを適用すると簡単です。

CapsLockキーを押しながら、次にEscキーを押すことでLayer2に遷移し、無線関係のキーにアクセスできます。(A52GL、J73GL共通)

再度Escキーを押すことでLayer1に戻ります。

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テストする

PCに繋ぎ、Remapのテストモードでキーの反応をテストします。

remap-keys.app

Test Matrix modeをクリックし、テストモードを起動します。

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キースイッチを押して全てのキーの色が変わることを確認します。

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このキー全てが青くなったらOKです

スイッチプレートをGL516ケースにネジ止めする

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ケースの両端内側のネジ穴と合わせてネジ止めします

パネルマウントケーブルをバックプレートにネジ止めする

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パネルマウントケーブル用プレートに付属のネジで留めます

バックプレートをGL516ケースにネジ止めする

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パネルマウントケーブルを取り付けたパネルは必ずProMicroとは反対側にします

パネルマウントケーブルをProMicroに接続する

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パネルマウントケーブルを内部のProMicroに接続します
※この写真はUSB-C用のパネルマウントケーブルですが接続方法は一緒です

ボトムプレートをGL516ケースにネジ止めする

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ゴム足取り付け用の白い丸がケース後方に来るように6箇所ネジ止めします

ゴム足を貼り付ける

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ケースの窪みとバックプレートの白い丸の部分にゴム足を貼り付けます

キーキャップを取り付ける

自分の求めるキーマップに応じた配置でキーキャップを取り付けます。

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デコレーションプレートを取り付ける

デコレーションプレートは少しでもズレるとキーキャップと干渉しやすいので、対角上のネジを仮止めしてキーキャップの干渉を確認します。

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干渉が無いように微調整し、対角のネジを締めたら残りのネジを締めます。

キーマップをカスタマイズする

以下の記事を参考にオリジナルのキーマップを探求してください。

salicylic-acid3.hatenablog.com

salicylic-acid3.hatenablog.com

完成!

お疲れ様でした!

達成感とともに、ゆっくりと自作キーボード温泉に浸かってください。 

また、出来上がったキーボードの写真を私に見せていただけると大変嬉しいので、是非私のDiscordにいらっしゃって写真だけでも貼っていってください!

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動かない時に

以下のサイトがトラブルシューティングについて網羅していますので参考にしてください。

scrapbox.io

おわりに

ビルドガイドはいかがでしたでしょうか。

分かりやすかったでしょうか。

なるべく組み立てやすい様に設計したつもりですが、なにかわからないことが有れば遠慮なく私のDiscordまでどうぞ。

salicylic-acid3.hatenablog.com

本記事はNaked64SF v3 Proto3で書きました。