こんにちは。自キ温泉ガイドのサリチル酸です。
今回は私の設計した自作キーボード用ケース『GoFortyEzケース』の組み立て手順書、ビルドガイドを書きたいと思います。
- はじめに
- GoFortyEzケースの位置づけ
- GoFortyコンセプトとは
- ケースセットの中身を確認する
- Ezケース用プレートセットの中身を確認する
- GoFortyキーボード別PCBフォームの中身を確認する
- GoFortyEzケース用滑り止めフォームの中身を確認する
- キット外で必要なもの
- 組み立て
- 使用上の注意
- 動かない時に
- ランキング参加中
- おわりに
はじめに
ケースをお買い上げ頂いた方、お買い上げありがとうございます。
拙い部分もあると思いますが一所懸命にガイドしますのでよろしくお願いします。
GoFortyEzケースの位置づけ
GoFortyEzケースはアルミと真鍮を削り出したGoFortyケースの簡易版、軽量版として設計しております。
GoFortyケースは質感や高級感重視で主に家に据え置いて使い、GoFortyEzケースは3Dプリント製でガシガシ持ち運べるケースという位置づけです。
GoFortyEzケースは真鍮バーがない分、左右間が12mm短縮されています。
3Dプリント製なので積層痕や色ムラなどはありますが、会社用の道具として私はリュックに無造作に突っ込んで出社時は毎回携帯しております。
どうぞ皆さんもGoFortyEzケースに収めて、家から持ち出して使い倒してください。
製品についてのお問い合わせは私のDiscordまでどうぞ。
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GoFortyコンセプトとは
本ケースは私の「40%キーボードを楽しもう」というGoFortyコンセプトに基づいて設計されました。
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ケースセットの中身を確認する
以下はGoFortyEzケースのセット内容です。
内容物一覧
品目 | 数量 |
GoFortyEzケース本体 | 1 |
GoFortyEzケース用パームレストカバー | 1 |
ケースフォーム | 1 |
ゴム足(小) | 8 |
万が一部品が不足している場合、お手数ですが以下の方法でご連絡ください。
購入先が私のBoothショップの場合:Boothのメッセージ、DiscordのDM、本記事のコメント欄(公開されません)にメールアドレスをいただけましたらすぐに発送対応いたします。
GoFortyEzケース本体
本ガイド内では『ケース』と呼びます。
3Dプリントにて製造されたケースです。
スイッチプレート及び基板を収めて使用します。
GoFortyEzケース用パームレストカバー
本ガイド内では『パームレストカバー』と呼びます。
本ケースはGoFortyケースよりも12mm左右端が短いため、専用設計となります。
ケースフォーム
本ガイド内では『ケースフォーム』と呼びます。
ケース底面に敷くための薄手のフォームです。
ゴム足
本ガイド内では『ゴム足』と呼びます。
キーボードおよびパームレストを卓上で滑らないようにする滑り止めです。
もしゴム足の粘着力が低くなって剥がれた場合はAmazonで同じものを購入することが出来ます。
同梱しているのは5mm×2mmのものです。
GoFortyEzパームレストカバーはこのサイズのゴム足じゃないと取れやすくなってしまいますので注意してください。
Ezケース用プレートセットの中身を確認する
GoFortyEzケースはネジレス構造であり、フォームの摩擦抵抗を利用してプレートが抜けないようにする方式を採用しているため、専用のプレートとフォームのセットが必要です。
内容物一覧
品目 | 数量 |
スイッチプレート | 1 |
プレートフォーム | 1 |
万が一部品が不足している場合、お手数ですが以下の方法でご連絡ください。
購入先が私のBoothショップの場合:Boothのメッセージ、DiscordのDM、本記事のコメント欄(公開されません)にメールアドレスをいただけましたらすぐに発送対応いたします。
スイッチプレート
通常のスイッチプレートと置き換える形で使用します。
プレートフォーム
GoFortyEzケースに固定するための突起部分があります。
通常のプレートフォームにはこの突起部分がないため、固定できません。
スイッチプレートを置き換える際にこちらを使用してください。
GoFortyキーボード別PCBフォームの中身を確認する
GoFortyキーボード別PCBフォームのセット内容になっています。
これはGoFortyキーボード用のものと同じなので、GoFortyケースの商品ページのものをご購入ください。
内容物一覧
品目 | 数量 |
PCBフォーム | 1 |
万が不良がある場合、お手数ですが以下の方法でご連絡ください。
購入先が私のBoothショップの場合:Boothのメッセージ、DiscordのDM、本記事のコメント欄(公開されません)にメールアドレスをいただけましたらすぐに発送対応いたします。
PCBフォーム
基板に実装されている部品に合わせてカットしてあります。
すごく細い部分があり、レーザーカッターの熱によって一部が切れていたりする場合もありますが、重ねて使用するので問題は有りません。
切りきれずつながった部分はある程度私の方で外しておきますが、残っている場合は軽く指で引っ張って外してください。
GoFortyEzケース用滑り止めフォームの中身を確認する
GoFortyEzケース用の滑り止めフォームです。
GoFortyEzケースは非常に軽いので使用する環境によっては通常のゴム足のグリップよりもハイグリップなものが欲しくなります(なりました)ので用意しました。
内容物一覧
品目 | 数量 |
滑り止めフォーム | 1 |
万が不良がある場合、お手数ですが以下の方法でご連絡ください。
購入先が私のBoothショップの場合:Boothのメッセージ、DiscordのDM、本記事のコメント欄(公開されません)にメールアドレスをいただけましたらすぐに発送対応いたします。
滑り止めフォーム
中央にひし形の穴が空いているスポンジフォームです。
レーザーカットの過程で断面に焦げがありますが、仕様ですのでご了承ください。
貼り付けには別途両面テープが必要です。
特に両面テープの指定はありませんが、私は以下の両面テープを使用しています。
キット外で必要なもの
この商品はケースのみの商品なので、キーボードとして使用するためにはGoFortyキーボードを別途用意する必要があります
パームレストをカバーとして使用し、持ち運ぶ際には有ったほうが便利です。
組み立て
いよいよ組み立てです。
まとまった時間は用意できましたか?
ゆっくりやっていきましょう。
キースイッチを取り付ける
GoFortyキーボードであるO51GoとR47Goのビルドガイドの「キースイッチを取り付ける」を行ってキースイッチを取り付けてください。
ただし、使用するスイッチプレートとフォームは本ケース用のものを使用してください。
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もしすでにケースレス状態またはGoFortyケースに入れて使用している場合はスイッチを全て取り外し、基板のみの状態にしてから取付ください。
スイッチを外す道具は以下のものがオススメです。
二股に分かれた方(ワイヤー状ではない方)をスイッチの上下にあるスリットに差し込み、まっすぐ上に引っ張ることで引き抜けます。
テストする
本ケースに収める前に入力テストまで完了しておいてください。
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ケースフォームを敷く
ケースフォームのUSBコネクタ用の切り欠きをケースの左上に合わせて敷きます。
(オプション)PCBフォームを敷く
ケースフォームと同じように、USBコネクタ用の切り欠きをケース左上に合わせて重ねて敷きます。
※ケースレス状態で使用していた時に基板中央にスポンジフォームを貼り付けていた場合は、剥がしておいてください。
Tips:フォームによる打鍵感の調整について
ケースフォームを増減させることで打鍵感を調整することが出来ます。
ケースフォームのみのデフォルト状態ではケース内で音が反響するため、やや音が大きくなります。
ケースフォームを除いてPCBフォームのみの状態にする(下の写真状態)と打鍵時に沈み込むようになり、柔らかい打鍵感になります。
ケースフォームとPCBフォームを入れた状態が最も打鍵音が静かになり、打鍵感もしっかりしたものになります。
※フォーム無しの状態は、特にGoFortyEzケースの場合はコネクタ部分に負荷が集まるのでオススメできません。
ケースに挿入する
GoFortyEzケースはプレートからはみ出たフォームの摩擦力で固定するので、挿入時に抵抗感を感じます。
コネクタ部分(奥側)を先に挿入してから手前側を押し込んでください。
軽く振っても抜けなかったらOKですが、もう少し強固に固定したい場合はマスキングテープや以下の薄いフォームをケース側面に貼り付けることで固定力を強化することが出来ます。
ケースボトムに滑り止めを貼り付ける
ケースボトムの四隅にゴム足を貼り付けるか、滑り止めフォームを両面テープを貼り付けます。
滑り止めフォームは裏表に注意してください。
特に両面テープの指定はありませんが、私は以下の両面テープを使用しています。
※後でカバーを着せ替えたい場合は粘着力の低い両面テープを使用し、貼付ける長さを短くしてください。
パームレストカバーの裏にゴム足を貼り付ける
パームレストカバーの四隅のくぼみにゴム足を貼り付けてください。
パームレストは体重をかけやすくゴム足が取れやすいので、基板固定用に以下の滑り止めシールを買っている場合はこちらを貼り付けてもいいです。
キーキャップを取り付ける
自分の求めるキーマップに応じた配置でキーキャップを取り付けます。
完成!
お疲れ様でした!
達成感とともに、ゆっくりと自作キーボード温泉に浸かってください。
使用上の注意
- USBケーブルの抜き差し時にUSBコネクタを剥がさないように、力加減に十分注意して下さい。
動かない時に
以下のサイトがトラブルシューティングについて網羅していますので参考にしてください。
ランキング参加中
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おわりに
ビルドガイドはいかがでしたでしょうか。
分かりやすかったでしょうか。
なるべく組み立てやすい様に設計したつもりですが、なにかわからないことが有れば遠慮なく私のDiscordまでどうぞ。
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本記事はO51Go with GoFortyケースで書きました。