自作キーボード温泉街の歩き方

自作キーボードの世界は温泉に例えられます。自作キーボードの温泉街の楽しい歩き方を紹介します。

自作キーボード用ケース『GoForty Frameケース』ビルドガイド

こんにちは。自キ温泉ガイドのサリチル酸です。

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今回は私の設計した自作キーボード用ケース『GoForty Frameケース』の組み立て手順書、ビルドガイドを書きたいと思います。

はじめに

ケースをお買い上げ頂いた方、お買い上げありがとうございます。

拙い部分もあると思いますが一所懸命にガイドしますのでよろしくお願いします。

前置き

本ケースはアルミを削り出して作っております。

アルミは金属ではありますが、柔らかい素材です。

特にこのFrameケースは表面処理無しの、いわゆるRAWという状態で販売・発送しています。

なので表面の小キズや曇、切削痕が付いていますし、傷つきやすいです。

ご自分で塗装して使うことで傷などをなるべく防ぐことは出来ますが、私個人としてはキーボードはあくまで文字を入力するための道具なので、大事にしすぎても本分を発揮できないと思っています。

時々磨いたりしつつ適度に可愛がりながら、使用していただけると幸いです。

製品についてのお問い合わせは私のDiscordまでどうぞ。

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GoFortyコンセプトとは

本ケースは私の「40%キーボードを楽しもう」というGoFortyコンセプトに基づいて設計されました。

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GoForty v1のO51Go、R47Goへの適合について

GoForty v1のキーボードであるO51GoとR47Goにも問題なく適合します。

安心してお使いください。

逆に旧GoFortyケースにGoForty Ortho、JP、USも使用できます。

販売ページ

GoForty v2keeb-on.com

GoForty v2オプションkeeb-on.com

GoForty Frameケースセットの中身を確認する

以下はGoForty Frameケースのセット内容です。

内容物一覧

品目 数量
GoForty Frameケース本体 1
M3ネジ(10mm) 2
M3ネジ(18mm) 2
ゴム足 4

万が一部品が不足している場合、お手数ですが以下の方法でご連絡ください。

購入先が私のBoothショップの場合:Boothのメッセージ、DiscordのDM、本記事のコメント欄(公開されません)にメールアドレスをいただけましたらすぐに発送対応いたします。

GoForty Frameケース本体

本ガイド内では『ケース』と呼びます。

アルミ製のケースです。

スイッチプレート及び基板を収めて使用します。

このケースは表面処理無しの、いわゆるRAWという状態です。

なので表面の小キズや曇、切削痕が付いていますが、すべて正常です。

キーボードとして使えない歪み等が初期不良に該当します。

このケースにスイッチプレート及び基板を収めて使用します。

M3ネジ(10mm、18mm)

ケース下からネジ止めするために使用します。

M3ネジ(10mm)とM3ネジ(18mm)が2個ずつ入っていますので確認してください。

ゴム足

本ガイド内では『ゴム足』と呼びます。

キーボードを卓上で滑らないようにする滑り止めです。

通常のセットに付属するもので十分足りるのですが、GoForty v2キーボードがボトムのネジ頭にゴム足を貼り付ける手順であるので、予備として付属することにしました。

もしゴム足の粘着力が低くなって剥がれた場合はAmazonで同じものを購入することが出来ます。

Frameケースセットに同梱しているのは6mm×2mmのものです。

キット外で必要なもの

この商品はケースのみの商品なので、キーボードとして使用するためにはGoFortyキーボードを別途用意する必要があります

GoForty v2keeb-on.com

組み立て

いよいよ組み立てです。

まとまった時間は用意できましたか?

ゆっくりやっていきましょう。

キースイッチを取り付ける

GoFortyキーボードであるOrtho、JP、USのビルドガイドに従ってキースイッチを取り付け、入力テストまで完了してから本ビルドガイドの手順にお進みください。

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ボトムプレートにスペーサーを取り付ける

ボトムプレートの前側(USBコネクタ用の切り欠きがない、キーボードの前に来る側)に10mmのネジとスペーサーを取り付けます。

ネジはキーボード下側(ゴム足を貼り付ける側)から挿入してください。

この際、スペーサーを最後までねじ込まないようにすることが重要です。

1~2mmほど頭を出すくらいに締めてください。

ボトムプレートとチルトバーにスペーサーを取り付ける

ボトムプレートの後ろ側(USBコネクタ用の切り欠きがある、キーボードの後方に来る側)に18mmのネジとスペーサーとチルトバーを取り付けます。

ネジはキーボード下側(ゴム足を貼り付ける側)から挿入してください。

前工程と同様にスペーサーを最後までねじ込まないように、1~2mmほど頭を出すくらいに締めてください。

ケースに基板とプレートを置く

スイッチを取り付けた状態(キーキャップを取り付けた状態でもOK)の基板をケース裏から挿入します。

このとき、USBコネクタとケースのコネクタを合わせるようにしてください。

ボトムプレートを重ねてネジ止めする

ネジが半挿しになった状態のボトムプレートを重ね、最後までネジを締めます。

締めすぎるとプレートが割れる可能性があるので、締めすぎに注意してください。

ゴム足を貼り付ける

ネジを締めたらゴム足を貼り付けます。

キーボード前側のゴム足はネジ頭にに貼り付けてください。

もしくは以下のような滑り止めをケースに直接貼り付けることで、より強力にグリップさせることが出来ます。

キーキャップを取り付ける

自分の求めるキーマップに応じた配置でキーキャップを取り付けます。

完成!

お疲れ様でした!

達成感とともに、ゆっくりと自作キーボード温泉に浸かってください。 

カスタマイズについて

Frameケースは自作キーボードらしくカスタマイズの余地が多く残されているオプションです。

アクリル積層ボトムや3Dプリンタ製のボトムケースの公開の予定がありますので、よろしければそちらもご期待ください。

使用上の注意

  • USBケーブルの抜き差し時にUSBコネクタを剥がさないように、力加減に十分注意して下さい。

動かない時に

以下のサイトがトラブルシューティングについて網羅していますので参考にしてください。

scrapbox.io

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おわりに

ビルドガイドはいかがでしたでしょうか。

分かりやすかったでしょうか。

なるべく組み立てやすい様に設計したつもりですが、なにかわからないことが有れば遠慮なく私のDiscordまでどうぞ。

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本記事はClickBoard Ortho Proto1で書きました。(GoForty系が撮影でバラバラなので)