自作キーボード温泉街の歩き方

自作キーボードの世界は温泉に例えられます。自作キーボードの温泉街の楽しい歩き方を紹介します。

自作キーボードキット『GoForty US』ビルドガイド

こんにちは。自キ温泉ガイドのサリチル酸です。

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今回は私の設計した自作キーボードキット『GoForty US』の組み立て手順書、ビルドガイドを書きたいと思います。

はじめに

キットをお買い上げ頂いた方、お買い上げありがとうございます。

拙い部分もあると思いますが一所懸命にガイドしますのでよろしくお願いします。

GoFortyコンセプトとは

本キーボードは私の「40%キーボードを楽しもう」というGoFortyコンセプトに基づいて設計されました。

salicylic-acid3.hatenablog.com

GoForty v1からのアップデート内容について

本キーボードはGoForty v1のR47Goの置き換え版です。

以下の記事にGoForty v1からのアップデート内容についてまとめました。

アップデート内容に興味ある方はぜひ読んでみてください。

salicylic-acid3.hatenablog.com

前置き

本キットはハンダ付けは不要ですが、本ガイドを見て分からない点があったら「やってから考える」のではなく、「先に」私まで問い合わせて、疑問を解消させてから取り組んでください。

製品についてのお問い合わせは私のDiscordまでどうぞ。

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販売ページ

GoForty v2keeb-on.com

GoForty v2オプションkeeb-on.com

キットの中身を確認する

以下はGoForty USのキット内容です。

キット内容物一覧

品目 数量
スイッチプレート 1
基板 1
ボトムプレート 1
アクリルチルトバー 1
フォームシール 2
2uスタビライザー(クリップタイプ) 3
6.25uスタビライザー(クリップタイプ) 1
M3スペーサー 4
M3ネジ(4mm) 6+
M3ネジ(12mm) 2
ゴム足 6

万が一部品が足らない場合、お手数ですが以下の方法でご連絡ください。

購入先が遊舎工房様の場合:遊舎工房のお問い合わせフォームよりご連絡ください。

購入先が私のBoothショップの場合:Boothのメッセージをいただけましたらすぐに発送対応いたします。

購入先が私のKeeb-On!ショップの場合:Keeb-On!サイトのお問い合わせフォームよりお問い合わせをいただけましたらすぐに発送対応いたします。

スイッチプレート

本ガイド内では『スイッチプレート』と呼びます。

スイッチを嵌めて使用します。

基板

本ガイド内では『基板』と呼びます。

全ての部品がすでに実装され、ファームウェアが書き込まれています。

ボトムプレート

本ガイド内では『ボトムプレート』と呼びます。

このプレートがキーボードの底面になります。

アクリルチルトバー

本ガイド内では『チルトバー』と呼びます。

この8mmのバーがキーボードを打鍵しやすい角度に傾斜させてくれます。

フォームシール

本ガイド内では『フォームシール』と呼びます。

基板裏に貼り付け、基板がボトムプレートに衝突しないようにします。

スタビライザー(クリップタイプ)

本ガイド内では『スタビライザー』と呼びます。

短いものが3つ、長いものが1つ入っています。

スペースバーやシフトキーなど、長いキーをまっすぐ安定して押せるようにします。

スペーサー

本ガイド内では『スペーサー』と呼びます。

スイッチプレートとボトムプレートの間に配置し、ネジ止めするのに必要です。

ネジ

プレート各種をネジ止めするのに必要です。

M3ネジ(4mm)が6個以上、M3ネジ(12mm)が2個入っていますので確認してください。

ゴム足

キーボードを卓上で滑らないようにする滑り止めです。

シートについたゴム足が6個入っていますので確認してください。

キット外で必要なもの

一覧

品目 数量
キースイッチ 40
キーキャップ 40
USBケーブル 1

キースイッチ 

本ガイド内では『キースイッチ』と呼びます。

GoForty USはKailh社のChoc v2スイッチに対応しています。

USは40個必要です。

基本的にキーキャップとの干渉が少ないDeep Sea Silent Islet Switchをオススメしていますが、打鍵音が欲しい場合+XVXキーキャップを使用する場合*1はWhite Rain Switchでも良いと思います。

Kailh Choc v2 White Rain Switchkeeb-on.com

Kailh Choc v2 Deep Sea Silent Islet Switchkeeb-on.com

キーキャップ

本ガイド内では『キーキャップ』と呼びます。

GoForty USはCherryMX用のキーキャップをつけることは出来ますが、打鍵時にスイッチプレートまたはスイッチに衝突してしまう場合があります。

少なくともAcid CapsおよびGMKはスイッチに衝突してしまいます。

衝突しても使えないことは有りませんが、打鍵感は悪くなり、静音スイッチの効果が薄れてしまいます。

私のオススメはXVX Low Profileキーキャップ(改名されてWomier ロープロファイルとなっている場合がある)です。

↑このキーキャップが本ガイドの作例で使用しているキーキャップです。

※XVXキーキャップはロープロファイルのものとそうでないものがありますので、「ロープロファイル」との記載があることを確認してください。

USBケーブル

本ガイド内では『USBケーブル』と呼びます。

GoForty v2とPCとをつなぐために必要です。

USB Type-Cコネクタがついているものを選択してください。

必要工具

本キットの組み立てにハンダごては不要なので、ドライバーだけ用意してください。

ベッセル(VESSEL) クッショングリップドライバー 〈細軸タイプ〉 +0×75 610

ベッセル(VESSEL) クッショングリップドライバー 〈細軸タイプ〉 +0×75 610

 

基板端を塗れるマジックペンも有ったほうが見た目が良くなります。

ゼブラ 油性ペン ハイマッキー 黒 3本 P-MO-150-MC-BK3 Japan

ゼブラ 油性ペン ハイマッキー 黒 3本 P-MO-150-MC-BK3 Japan

組み立て

いよいよ組み立てです。

まとまった時間は用意できましたか?

リラックスしてゆっくりやっていきましょう。

(オプション)基板のヤスリがけ

特にケースレスで使い続ける場合、製造過程でついた基板端がギザギザしている部分をヤスリで削り落とすと使用感が良くなります。

指で触って引っかからない程度に削る

(オプション)基板の断面をサインペンで塗る

基板の側面は白っぽくなっていると思います。

特にケースレスで使い続ける場合、その断面をぐるっと一周サインペンの太い方で黒く塗っておきましょう。

この一手間が出来上がりの質感を上げますので是非やってください。

サインペンで塗装済み例← →基板端そのまま
(画像はJ67Gのもの)

ヤスリがけした部分もしっかり塗る

スイッチプレートを重ねる

スイッチ穴が基板の穴に合うように重ねます。

プレートの裏側は、左右端にGoFortyケース取付時に貼り付けるフォームシールの形に削り込みがされています。

左右非対称なので、スイッチの穴と合っているか確認する

四隅のキースイッチを取り付ける

スタビライザーを取り付けるために、まずは四隅のスイッチから取り付けます。

スイッチを奥までキッチリ差し込み、スイッチプレートに密着させます。

奥まで刺さっていることを確認する
※この画像はGoForty Orthoのもの

このとき、スイッチの端子が曲がっていないことと、差し込むスイッチの端子と基板のソケット端子の位置と合っていることを確認してください。

スイッチの端子が曲がっていたりする場合は指でまっすぐに治してください。

まっすぐに治せなかったスイッチは使用しないでください。

注意:3ピンあるスイッチの場合

Choc v2スイッチには3ピンのものが存在します。

Choc v2のRed、Brown、Blue、Silentなどです。

この3本目のピンは特に電気的な役割を持っておらず固定用の物となっているため、取り付けに際して干渉する場合は切り取ってから取り付けてください。

GoForty USは2箇所3ピンスイッチ使用不可の箇所がある

スタビライザーを取り付ける

長いキーの部分にスタビライザーのバー部分から差し込み、後ろ側に倒して嵌め込みます。

奥まで差し込むとパチっと音がしますので確認してください。

全てのキースイッチを取り付ける

残る箇所全てにキースイッチを取り付けます。

取り付ける際は奥まで挿入されていることを確認してください。

テストする

スイッチが取り付けられたらPCにつなぎ、反応するかテストして下さい。

テストにはRemapのテストモードなどが便利です。

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毎回結構緊張する

基板にフォームシールを貼り付ける

基板裏の中央部分(スペースバーのスイッチ付近)にフォームシールを貼り付けます。

もう一つ貼り付ける場合は上のGoFortyロゴの付近がオススメ

上記の例では1つだけ貼り付けていますが、実際に使用して底打ち音が気になる場合はもう一つ貼り付けてください。

スイッチプレートにスペーサーをネジ止めする

スイッチプレートにスペーサーを4mmのネジでネジ止めします。

ボトムプレートをネジ止めする

ボトムプレートの切り欠きを基板のUSBコネクタに合わせ、ボトムプレートの手前側(下写真下側)を4mmのネジでネジ止めします。

チルトバーをネジ止めする

チルトバーの保護フィルムを忘れずに剥がします。

ボトムプレートの奥側に、チルトバーとボトムプレートを一緒に12mmのネジでネジ止めします。

ゴム足を貼り付ける

ボトムプレートに彫り込まれた円形の部分にゴム足を6個貼り付けます。

Tips:ゴム足がグリップしない場合

ゴム足の部分は結構ギリギリであるため、もし机にグリップしない等の不具合がある場合はボトム前側のネジ部に貼り付け直してください。

もしゴム足を紛失した、粘着力が低下した場合は以下の商品をご利用ください。

※私もこれをよく買って、色々なものに使っています。

もしくは以下のような滑り止めをネジからプレート前面部分にかけて貼り付けることで、より強力にグリップさせることが出来ます。

またこの滑り止めはFrameケースにも有効なので、グリップしないとお悩みの方はぜひご利用ください。

キーキャップを取り付ける

自分の求めるキーマップに応じた配置でキーキャップを取り付けます。

キーマップをカスタマイズする

以下の記事を参考にオリジナルのキーマップを探求してください。

※本キーボードはRemapに登録済みです。

 キーマップの書き換えはRemapを使用してください。

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Tips:ファームウェアを書き換える

GoForty USはUSBを挿した時にPCのOSを自動判定してレイヤーを切り替える機能を付加することができます。

以下の記事の記述を参照してください。

salicylic-acid3.hatenablog.com

Remap対応ファームウェア(Default及びMulti OS)は、Remapのページからダウンロードできます。

remap-keys.app

Vial対応ファームウェア(Default及びMulti OS)も作りました。

TapDanceやCombo機能を使用したい方はVialを使用してみてください。

drive.google.com

drive.google.com

左上のキーを押しながらUSBケーブルを挿すことでストレージが認識され、そこにファームウェアをドラッグ・アンド・ドロップすることで書き込む

完成!

お疲れ様でした!

達成感とともに、ゆっくりと自作キーボード温泉に浸かってください。 

使用上の注意

  • USBケーブルの抜き差し時にUSBコネクタを剥がさないように、力加減に十分注意して下さい。

動かない時に

以下のサイトがトラブルシューティングについて網羅していますので参考にしてください。

scrapbox.io

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おわりに

ビルドガイドはいかがでしたでしょうか。

分かりやすかったでしょうか。

なるべく組み立てやすい様に設計したつもりですが、なにかわからないことが有れば遠慮なく私のDiscordまでどうぞ。

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本記事はToSeventy Proto1で書きました。(GoForty系が撮影で手元にないので)

*1:White Rain SwitchはXVXキーキャップ以外と干渉して戻りが悪くなる場合があります。