自作キーボード温泉街の歩き方

自作キーボードの世界は温泉に例えられます。自作キーボードの温泉街の楽しい歩き方を紹介します。

自作キーボードキット「namecard2x4」ビルドログ

自作キーボード温泉へようこそ。

こんにちは。温泉大好きサリチル酸です。

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今回は私が初心者用としておすすめするnamecard2x4キットを私が作った記録と感想を書きたいと思います。

つまり私の入湯記録(ビルドログ)です。

 

 

 

始める前に

何よりもまず最初はビルドガイドを参照します。

2度3度しっかり読んで、それから始めます。

skyhigh-works.hatenablog.com

読まずにやると本当にミスしますので、ここはゆっくり慎重に読み込みます。

 

購入先

Boothで販売されています。

カラーバリエーションが豊富なので、見ていてワクワクすると思います。

booth.pm

 

キットの内容物を確認しよう

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ビルドガイドの内容物確認の項目と、手元にある内容物を見比べてすべて揃っているかを確認します。

私の場合、一度失敗した後でベースキットを購入して仕切り直しているのでリセットスイッチが失敗したPCBに付いていて、足りませんでした。

だから失敗したPCBから外すところからはじめました。

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スルーホールのハンダを外すのは本当に難しいです。。

こういう時、シュッ太郎先輩が有ればと考えるのですが、namecard2x4ベースキットが2つ以上買えてしまうのが悩みどころ。

booth.pm

サンハヤト はんだシュッ太郎NEO 45Wタイプ HSK-300

サンハヤト はんだシュッ太郎NEO 45Wタイプ HSK-300

https://booth.pm/ja/items/1042076

 

(脇道)経緯と失敗した過去を振り返る 

私は2018年10月8日に技術書典というイベントで3つキットを購入し、この温泉街に迷い込みました。

購入したのはnamecard2x4を1つとCorneを2つです。

私も本命(Corne)の前の練習としてnamecard2x4を作りましたが、見事に失敗してしまったのです。

ですがその失敗が有ったからこそ、その後のCorneの組み立ては上手くいくことができました。(まあ何事もなかったわけじゃあ無いんですが)

 

そしてこのビルドログはCorneを2つ組み立てた後のリベンジマッチです。

経験を積んだ上で見えてきた前回失敗した原因を振り返ります。

 

結果と目に見える事象

組み立てても動きませんでした。

ファームウェアを書き込んでも、どのキーも認識しませんでした。

 

推測できる原因

ダイオードの導通はテストしていましたし、切り分けのためにProMicroを無理矢理外した後でテストしても問題ありませんでした。

考えられる原因は、PCBにProMicro用ピンヘッダをハンダ付けする際にハンダを流し込みすぎたことが考えられます。

流し込みすぎてピンヘッダの黒いプラ部分で塊となり、ショートしてしまったのでしょう。

テスターでテストした結果と、外したProMicroからみてもそのように思えます。

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その経験を活かし、Corneではスプリングピンヘッダを使うことでこの問題を回避しました。

 

しかし、namecard2x4では一工夫しないとスプリングピンヘッダを使えないのです。

そして私は今回もケチったのです。

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深夜に飲むエナジードリンク美味しいです。

というわけで今回のチャレンジはProMicroのはんだ付けは様子を見ながら少量ずつやろうと決めたのです。

 

ProMicroの補強

まずはProMicroの補強です。

ProMicroのUSB部分はモゲやすく、数多の悲劇を生み出しています。

 

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祈るPCBも出てくるくらい

というわけでお守りがてらエポキシ接着剤で補強します。

私はエポキシ接着剤はこちらを使っています。

試していませんが、エポキシ接着剤はダイソーにもあるみたいです。

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エポキシ樹脂を爪楊枝で練って、端子の接合部分に載せていくだけ

固まるまで放置しつつ、次に進みます。

 

ダイオードのはんだ付け

取り付け方はビルドガイドがすごく丁寧に説明していますのでそちらを参照してください。

はんだこての温度は370度でやりました。

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フラックス塗って、片側に予備ハンダ盛って取り付けるだけ!

使ったフラックスはこちら。

向きだけは注意して、何度も確認します。
ビルドガイドも引くくらい確認しろと書いてありますが、周囲が引くくらい確認します。

虫眼鏡を使うと確認しやすいです。

 

ソケットのはんだ付け

これもビルドガイドに詳しく書いてありますが、私はnamecard2x4のガイドのやり方(片側に盛って付けてからもう片側)よりCorneのガイドのやり方(両側盛って両側つける)のほうがやりやすかったです。

以下の動画を確認してください。

素手でも意外と熱くないんですが、くれぐれも火傷には注意してくださいね。

これもはんだこての温度は370度でやりました。

 

リセットスイッチのはんだ付け

リセットスイッチをはんだ付けしていきます。

リセットスイッチの足の部分を熱し、そこにハンダを送り込むイメージでやるとうまくいきます。

ここは裏側のはんだ量がよく見えるので、裏側で盛り上がっていないか確認します。

盛り上がっていたらハンダの送り過ぎです。

ProMicroを取り付ける前にはんだ量を覚えましょう。

またまたはんだこての温度は370度でやりました。

 

ProMicroのはんだ付け

ピンヘッダをPCBにハンダ付けてからProMicroをハンダ付けます。

私は前回はここで失敗したので、PCBに取り付けた後に、テスターでショートしていないか確認しています。

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テストしたらProMicroをハンダ付けます。

 

表に飛び出たピンヘッダ部分をニッパーで切り落とす

namecard2x4はプレートとPCBは密着します。

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つまり表側に飛び出た部分をギリギリまで切り落とさないといけません。

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いいニッパーを使ってキレイに切り落としましょう

使ったニッパーはこちら。

この時切った足が勢いよく跳ぶので、ビニール袋の中でやるといいです。

 

切り落としたピン部分をはんだこてで温めて導通を確認する

切った衝撃でハンダが剥がれてしまうことがあるので、フラックスを塗ってからはんだこてを当てて切断面を滑らかにします。

このときもはんだこての温度は370度でやりました。

 

テストする

ビルドガイドを参考にして、テスト用ファームウェアを書き込みます。

そして全キー部分にスイッチをはめます。

緊張の一瞬です。

全スイッチ押して動作を確認しましょう。

 

プレート、スイッチ、キャップの順で取り付ける

一番楽しい時間です。

達成感をじっくり楽しみましょう。

 

堪能する

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チョコミン党には堪らない

 

キーマップをカスタムする

2つの方法がありますが、簡単なのでKeyboard Firmware Builderを使った方法を説明します。

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初期状態。数字の足りないテンキー状態で使いにくい。

このマップをプレゼン用にカスタムしていきます。

難しい部分だけ説明します。

以下のFNとなっているタブはよくわからない英字が並んでいてとっつきにくいと思いますので解説します。

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このFN部分を使いこなしてこそマクロパッド

簡単に以下の図にまとめます。

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例えばLCTL()であれば、Ctrlキーと任意のキーを同時押し、CTL_T()であれば短く押したら任意のキー、長く押したらCtrlキーになります。

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これで現在のスライドからスライドショーが始められます。

もう一つよく使うショートカットキーがあります。

Chromeのタブ切り替えです。

Ctrl+Shift+Tabですが、それは以下のようにやります。

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3つ同時押しですらワンキーに

詳細はQMKのドキュメントを参照してください。

docs.qmk.fm

 

マクロ組み込み

次はマクロを組みます。

マクロのタブから「Add Action」で動作を追加していきます。

注意なのはPressは押しっぱなし、ReleaseでPressの開放になるということです。

普通の文字列を打つ場合はTypeを選びます。

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Releaseしないと本当に酷いことになるから注意。

コツは作ったらひとつずつすぐに確認することです。

ミスると本当に酷いことになるので慎重に。

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これでメモ帳を新しいウインドウで開きます。

 

作ったマクロはFNのタブで、M()を選んで設定します。

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できたらCOMPILEタブから.hexをダウンロードします。

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ダウンロードしたらテストします。

 

これでプレゼン専用マクロパッドが完成しました!

これで社内の技術よろず発表会で自作キーボードのプレゼンをやります!!

 

最後に

本ページがあなたの自作キーボードライフの役に立ちますように。

次回は一旦休憩して、私が自作キーボードを作ろうと思ったきっかけをお話します。

salicylic-acid3.hatenablog.com

 

質問、要望等はコメント欄か私のTwitterへ気軽にどうぞ。

 

この記事は namecard2x4 Corneで書きました。