こんにちは。自キ温泉ガイドのサリチル酸です。
自作キーボード設計ガイドを大幅加筆したので、その内容について解説したいと思います。
自作キーボード設計ガイドとは ~回想を添えて~
私が2年前に書いた同人誌です。
salicylic-acid3.hatenablog.com
私がSoftware Design誌で2021年から2022年にかけて1年間連載した記事をまとめて単行本化する企画が有ったのですが、それがボツになってしまったのでその腹いせに全面的に書き直して文章量を3倍以上に増やして執念で再構築した、というのが背景です。
設計初心者に向けて必要な情報を絞って本文を進め、設計者との交流のために必要なオタク知識を解説に込めるように構成しました。
割と会心の出来だと思ったのですが、初の単独同人誌なのに132ページという超ボリュームになったのは少し笑いました。
というわけで2年前に発売した同人誌なのにもかかわらず、ずっと購入していただいて嬉しい限りです。
この記事執筆時点でざっくり数えてみましたが、Vol1とVol2をあわせて累計3,000部くらい売れているようです。
世間の自作キーボードへの関心の高まりを感じますね。
ありがとうございます!
今回の更新内容
ざっくり目次でいうとこんな感じです。
メインの内容が9章構成だったのが12章になりました。
ワォ、約1.3倍ですよ!
ということで133ページが170超えに…はなりませんでした。
Vol1は解説が非常に多い構成となっているため、3章分増えても増分は15ページです。
差分は主にファームウェアの部分ですね。
ファームウェアは日々内容が変わっていきますので、記述が古いと非常に躓きやすくなってしまいます。
特に今は公式ドキュメントがファームウェアの変化について行っていない状況なので、初心者には非常に辛い状況です。
どんな状況かというとこんなメンションも飛んでくる状況です。
今までのビルドガイドを変更する必要があるのでメンテする気がある開発者のみなさんはメンテしてあげてください
— hsgw 𓃏 (@hsgw) 2024年11月10日
.@Salicylic_acid3 さんが検証して記事を書いてくれるはず たぶん
というわけで、非常に重かった腰を上げて、6日で仕上げてみました。
ついでにどこに書くか迷っていたBLE Micro Proの最新の設定ファイル書き方や、Vial-QMKの書き方まで網羅するようにしたので非常に大規模な加筆となってしまいました。
自キ設計ガイドVol1の修正とするか、ミニガイドとして別売りするか、来るVol3の内容にしちゃうか、無料記事にしちゃうか、ちょっとだけ迷いました。
しかし、Vol1の購入者に届けたい、設計に対する躓きを最小限にしたいという思いからVol1の修正版として反映しました。
というわけで、自作キーボード設計ガイドVol1の購入者の皆さんは、是非最新の電子版をダウンロードしてみてください!
電子版購入者の方は、購入したサイトから再ダウンロードをしてください。
物理版購入者の方は、購入したサイトからの再ダウンロード、または巻末のQRコードから再ダウンロードをしてください。
※もし巻末のQRコードからダウンロードできない場合は私まで連絡をください。
購入先
自作キーボード設計ガイド Vol1 設計入門編keeb-on.com
自作キーボード設計ガイド Vol1 設計入門編shop.yushakobo.jp
注意事項
物理版への反映は、今の物理版が売り切れてからになります。
当面は旧版となりますので、悪しからずご了承ください。
なお、ダウンロードできる電子版は最新版となっています。
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おわりに
久しぶりに書籍の編集をしていたら、Vol3を書きたくなってきました。
とはいえ、先に色々やることあるんですけどね…。
本記事に対して問い合わせや要望があれば遠慮なく私のDiscordまでどうぞ。
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この記事はO51Go + GoFortyケースで書きました。