こんにちは。自キ温泉ガイドのサリチル酸です。
週報やイベント、Twitterでは何度か上げていた7sProMaxですが、ErgoArrowsProのすぐ後に販売に向けて進めていますので、この時点でのインタレストチェック(興味調査)をしたいと思います。
簡単なアンケートとなっていますので、7sProMaxが気になっているという方は是非回答をいただければと思います。
- 7sProMaxとは
- デザインアイデア
- 打鍵感
- パームレスト
- 7sProMaxの仕様まとめ
- 7sProMax専用パームレストの仕様まとめ
- 7sProMaxの他のオプション
- インタレストチェックフォーム
- 販売時期
- おわりに
7sProMaxとは
その名の通り、7sProの上位版、というより今のスキルを駆使して作った新作キーボードです。
専用設計のアルミケースを装備し、組み立て後にスイッチの取り替えが可能なソケットに対応しています。
分割キーボードですが、左右をくっつけて使うことで一体型キーボードとして使うことも出来ます。
左右上にスリットのようなパーツがはめ込まれており、これがエクストラスイッチとして機能します。
また、専用設計のパームレストをネジで固定して使えるのも大きな特徴です。
これらの特徴はDaihukuさんの動画で詳しく紹介されていますので、そちらを見てもらえればわかりやすいかと思います。(丸投げ)
また、HHKBのエバンジェリストである魚住先生にも使ってもらってレビューを頂きました。
更にErgoArrowsProのレビューや意見を貰っている小説家の三雲岳斗先生にもレビューを頂きました。
デザインアイデア
このキーボードは、というか私が作るほとんどのキーボードは、親指キー以外のキースイッチは端子が上側に来るように設計しています。
これはCherryプロファイルというキーキャップの形状においては、逆向きのスイッチに干渉して打鍵感が悪化してしまうという課題が有ったためです。
このこだわりのために、7sProはしょうがなく斜めにTRRSケーブルが出るようになりました。
7sProMaxもそのこだわりを貫くため、数々の工夫をしています。
例えば左右上に輝くエクストラスイッチですが、このスイッチは最初から意図したものではなく、苦肉の策でした。
アルミケース化するにあたって7sProより外形をシンプルにしたいと考えており、7sProのように斜めにTRRSジャックを出したくなかったのですが、縦にTRRSジャックを出してしまうと奥側の余白が結構大きくなってしまいます。
それでもいい、その方がいいという方もいるかも知れませんが、私の作りたい7sProのイメージはクラシカルというよりモダンなイメージでしたので、極力余白を少なくしたいという思いがありました。
そこで、後付ではありますが、余白に意味をもたせられないかと考えたのがこのエクストラスイッチです。
エクストラスイッチはアルミ削り出しのキーキャップをケースの内部に嵌め、奥にあるタクトスイッチを押すように出来ています。
正直、結構なコストアップ要因ですし、用途・頻度的にもパフォーマンスがいいとは言えませんが、一見スイッチには見えないところが押せるという遊びが気に入り、この方式を採用しました。
このエクストラスイッチは有線使用時はマクロ機能やLED機能などの、普段は使用しないがたまに使うような機能を、無線使用時は無線モードや無線接続先を変更することなどを想定しています。
打鍵感
私のデザイン的なこだわりとして、ロウスタッガードの左右分割キーボードは左右を一体化できるようにしたいという思いがあります。
しかし、このデザインを採用すると必然的にインテグレーテッドマウント(ケースとスイッチプレートが一体化した構造)にする必要があります。
インテグレーテッドマウントは打鍵音がケースに伝わって大きくなりやすい傾向が有りますが、スイッチプレート部を5mm厚とすることで打鍵音を内部で響きづらくしました。
その反面、底付き時に若干の硬さを感じることも有ると思います。
その場合はスイッチのステム底部にシリコンパッドがついた静音スイッチを使用していただければ硬さを軽減することが出来ます。
パームレスト
みなさんはパームレストを使っていますでしょうか。
パームレストはキーボードと同様に色々な趣味の方がいます。
硬いのがいい人、柔らかいのがいい人、スベスベしたのがいい人、ザラザラしたのがいい人、高いほうがいい人、低いほうがいい人、本当に様々です。
最初はErgoArrowsProと同様にウォルナット削り出し(チルト角0°)にしようかと思っていたのですが、魚住先生に「チルトして欲しい!絶対欲しい!」と言われ、「まあHHKBも結構チルトしてるし、チルト角度も人それぞれだしな…」と納得したので3Dプリント製のパームレストにすることにしました。
3Dプリント製にした理由は主に以下の点です。
- 普段使っている角度に近いものを入手できる(5°、8°、13°の3種から選択)
- 購入価格を安くできる
- デカいので在庫すると私のスペースが死ぬ
3Dプリント製にしたので、コスト低減と各人のこだわりをパームレストで表現できるようにパームレストプレートシステムを考案し、採用しました。
パームレストプレートシステムについては別途記事をまとめます。
7sProMaxの仕様まとめ
- CNCによるアルミ削り出しケース
- プレートとケースが一体となったインテグレーテッドマウント仕様
- プレート部は5mm厚としており、どこを打鍵しても一貫した重厚な打鍵感
7sProMax専用パームレストの仕様まとめ
- 3Dプリント製
- 必要に応じて自分で発注してもらう形式を想定
- ケースとM3ネジにて締結・固定可能
- 裏側に単4電池が4本ずつ収納可能
- 好みに応じて手に触れるプレートを革、アクリル、木材に変更可能
7sProMaxの他のオプション
7sProMaxは他にもいろいろなオプションを考えています。
キーキャップ・キースイッチ・ハンダ付け済みセット
- 全ての部品をハンダ付け、ファームウェアを書き込み済みですぐに使える状態のセット。
- HHKB配列を100%サポートするだけでなく、ケースカラーイメージに合わせたキーキャップ「Acid Caps 7sPro(仮)」を同梱。
- Kailh Midnight Silent Linearスイッチを同梱。
電池部品セット
- BMPとの接続用の部品のセット
- 無線接続する際に使用する
ボトムケース
- キーボードの底を全部覆うものではなく、ProMicroカバー部分のみアルミ削り出しパーツに置き換えることができるパーツ
- キーボードの分割面が格好良くなる
- 多少の重量アップ
エクストラスイッチ
- エクストラスイッチの色変え版
- デフォルトはシルバーですが、ゴールド、レッド、ブラック(いずれもアルマイト)のオプションを想定
- 以後のMaxシリーズにも流用できるようにする予定
トラックボール
インタレストチェックフォーム
記入と購入はリンクしていません(「購入したい」を選んでも実際に購入する義務等はありません)ので、お気軽にご回答ください。
フォーム記入可能期間は2023年4月1日(土)までとなっています。
記入可能期間内の修正は何度でも可能です。
フォームに記入いただいた内容は、7sProMaxの販売検討・紹介ページでの使用以外には使用しません。
販売時期
ErgoArrowsProの販売が落ち着いた後、在庫販売にて販売開始をします。
おそらく2023年の5月~6月くらいになるんじゃないかなあと思っています。
おわりに
このICの結果により、販売形態と価格を検討させていただきたいと思いますので、何卒ご協力いただければと思います。
本記事に対して問い合わせや要望があれば遠慮なく私のDiscordまでどうぞ。
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この記事はNaked64SF v3 Proto3で書きました。