自作キーボード温泉街の歩き方

自作キーボードの世界は温泉に例えられます。自作キーボードの温泉街の楽しい歩き方を紹介します。

「自作キーボード設計ガイドVol2ケース設計編」という同人誌を作ったよ!

こんにちは。自キ温泉ガイドのサリチル酸です。

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最近週報ブログの方では報告していましたが、今回も一ヶ月苦しんで一冊の本を作りました。

自作キーボード設計ガイドの第2段で、「自作キーボード設計ガイド Vol2 ケース設計編」です。

どういう本?

名前の通り、自作キーボードを設計するため本の、更にケース設計編です。

ニッチな趣味の、更にニッチな技術の本なので本当に需要があるのか戦々恐々としています。

内容

キーボードのケースについて焦点を当てた本です。

作例としてGuide68のアクリル積層ケースと新たに作るPoker互換ケースを使用して、ケース設計の手順や考え方、私が使っているクリアランス等の数値を惜しげなく記載しています。

Guide68アクリル積層ケース

Guideケース_Poker

アクリル積層ケースの解説では作成手順だけでなく積層に使うパーツの種類から解説し、積層時に必要な厚み誤差について解説しています。

3D CADであるFusion360を用いた作例はPoker互換ケースを採用したことにより、完成までスムーズに説明することにしました。

(Guide68のトレイケースは、作例にするには少し複雑でした)

製造方法(金属削り出し、3Dプリント)ごとの注意点と工夫、私の遭遇してきたエラーやミスについても解説しています。

設計入門編と同じく、コツや工夫などを「Tips」、ミスをすると正常に動作しない部分を「Check」として手順中に記載しています。

このような情報は発注前に読み返しやすいようにページ端にインデックス(電子版は上部にアイコン表示)を行うなどの工夫をしてあります。

今回も解説と付録が多めです。

解説は本文中で解説すると冗長になってしまう一般的な話や、特定の用途に閉じた手順について詳しく解説しています。

付録は私個人の経験と工夫について詳細に語っています。

まさに私のErgoArrowsProの製造中についた傷の原因を聞いたところの画像です。

別の方法をお願いしたので、今のこの方法で製造はされていません。

本文のこの下の部分に私が取った解決策を書いています。

本の仕様

物理版

表紙フルカラー、本文グレースケール

※物理版には電子版が必ずセットとなります。

 (最後のページに電子版のダウンロード用のQRコードが印刷されています)

電子版

表紙フルカラー、本文フルカラー

※電子版は修正や補足が必要な事項が有った場合、更新します。
 更新版は一度購入したら継続して利用可能です。

購入

購入はコミックマーケットでの私のスペース「日曜日 西地区 “あ” ブロック 03b」か、こちらからどうぞ。

salicylic-acid3.booth.pm

後日ですが遊舎工房さんでも買えるようになる予定です。

販売開始時期

コミックマーケットの開催と同時期とするため、8/13(日)11:00とします。

発送はコミックマーケットの疲れで倒れていたら少しかかるかも知れません。

今後の展開

あと予定しているのは応用編(MCU直載せ、ロータリーエンコーダ、トラックボールなどのポインティングデバイス対応)と簡易版(キーマトリクスを利用しないマクロパッドなどに特化)だけですが、ケース編についてももう少し書きたいことが有るのでケース編2も将来的に書くかも知れません。

書いて欲しい内容などの要望が有りましたら、私のDiscordサーバなどで是非要望をください。

今のところおそらく、GL516デザインガイドの最新化とかGL516ケースのバリエーションなどを先に着手するような気がしています。

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おわりに

今回は前回以上に疲れました。

設計入門編と違ってほとんど書き溜めた文章がなく、全て1から書き起こしたためです。

体系立てて言語化するのって難しいですね。

今回も同人誌の制作にあたって様々な人にアドバイスや校正をいただきましたので、無事完成させる事ができました。

ありがとうございました!

 

本記事に対して問い合わせや要望があれば遠慮なく私のDiscordまでどうぞ。

salicylic-acid3.hatenablog.com

この記事はNaked64SFv3 Proto3で書きました。