こんにちは。最近は仕事が忙しすぎて進捗サボリ魔だったサリチル酸です。
リハビリを兼ねた今回は個人の感想がメインの記事です。
私はこういうスイッチが好きだーと言うことを唐突に書きたくなったのです。
はじめに
この記事は基本的に私の主観を元に書かれています。
他の方が同じ様に感じる事を保証するわけではないので、参考にする場合は一つの目安として参考に留めるようにしてください。
第二弾の記事はこちら。
salicylic-acid3.hatenablog.com
用語解説
以下のデータシートや画像類はCherryのプロダクトページからの引用です。
Cherryのホームページは重すぎるので注意してください…。
メカニカルキースイッチ
キーの押下により物理的に接点が接触し、電流が流れることでキーの押下を検知するキースイッチの方式。
他には接点がプリントされた2枚の膜(メンブレン)が接触するメンブレン式や、電流が流れる円錐形のスプリングの伸縮に伴う静電容量の変化を検知する静電容量無接点式、光学式マウスのように光の反射でキーの押下を検知する光学式がある。
自作キーボードにおいてはメカニカルスイッチの採用がほとんどなので、本記事ではメカニカルスイッチのみについて書く。
Cherry MXスイッチ
言わずとしれたメカニカルスイッチの代表格。
構造の単純さと価格の安さ、耐久性の高さから普及し、今現在メカニカルスイッチといえばCherry社のMXスイッチを思い浮かべる人も多いと思う。
世界中のキーボードで採用され、交換用キーキャップも豊富であることから自作キーボードにおいても人気が高い。
MX互換スイッチ
Cherry社のMXスイッチの特許が切れたため、サードパーティからMXスイッチと互換性のあるスイッチが続々と発表されている。
Cherry社のMXスイッチより安いものから高いものまで多種多様である。
リニア
押し下げている途中に引っかかり等がなく、押し下げていくごとに徐々に重くなっていくスイッチ特性のこと。
いわゆる黒軸、赤軸。
メカニカルキースイッチ以外ではあまり見られない。
底打ち(最後まで押し込むこと)する派としない派に分かれる。
重いスイッチは底打ちしない場合に好まれ、軽いスイッチは底打ちする場合に好まれる印象。
Cherry社のMXスイッチにおいては黒軸の方が重く、赤軸の方が軽い。
互換スイッチを販売するメーカーもこの色展開を踏襲している場合が多い。
(ただし同じ保証はないので必ず確認して欲しい)
クリッキー
バンプ(触感の山)を超えるとカチカチ音が鳴るスイッチ特性のこと。
いわゆる青軸。
こちらもメカニカルキースイッチ以外ではあまり見られない。
クリックジャケット式とクリックバー式があり、Cherry青軸などのクリックジャケット式はクリックジャケットの上下で、Kailhが採用するクリックバー式はステムが針金を弾くことでカチカチ音を演出する。
クリックジャケット式はタクタイルスイッチに、クリックバー式はリニアスイッチに近い印象。
更に詳しく言うとクリックジャケット式は戻るときに加重の抜け(ふっと軽くなる)があり、クリックバー式は戻るときにバンプ(引っかかり)がある。
音で仕事頑張ってる感を主張出来るが、その余りの騒々しさから羨望と嫉妬の視線を集めることになるので注意が必要。
私はモデファイヤ(Shiftキーなど)キーやトグルキー(押すたびにレイヤーが切り替わるキー)に使用し、押し間違いを防止するために使用している。
タクタイル
バンプ(触感の山)がストロークの中ごろにあるスイッチ特性のこと。
いわゆる茶軸。
メンブレン式キーボードや静電容量無接点式キーボードなど、数多くのキーボードの感触もだいたいこれなので感触としては標準的に感じると思う。
バンプの大きさや強さなどによって差別化されている。
ほとんどのタクタイルスイッチは、バンプを越えた先に反応点があるため、押し間違え防止や打ち漏れ防止などに効果がある。
最近の私のお気に入りスイッチ特性。
ステム
キーキャップを指すスイッチの+となった茎部分、いわゆる軸のこと。
Cherry社のスイッチの場合、このステムの色によって重さや特性などを区別しているため、○軸という呼び方もよくされる。
ステムの形状によってタクタイル感やストローク、静粛性などが左右される。
ハウジング
ステムを収める箱の部分。
上下で分けて呼ぶ時、それぞれトップハウジングとボトムハウジングと呼ぶ。
様々な素材や色で作られていて、完成した後もチラッと見えたりLEDを透過したりして比較的目立つパーツ。
私の経験上、透明なハウジングは甲高い音がし、不透明のハウジングは低い音がする印象がある。
lube
スイッチに塗る潤滑油、または塗る行為自体を指す。
行為を指す場合、『lubeる』『lubeらないの?』と言った形で表現される。
本記事ではlube自体についてはあまり言及しないが、lubeについてはこちらの記事がとても秀逸なので参照のこと。
入手性について
各スイッチで記載している入手性の凡例は以下の通り。
♨ 国内で購入できる
♨♨ 国内では購入出来ない、または100円/個を超える
♨♨♨ 複数のスイッチを分解して組み合わせるなど、改造する必要がある
リニア軸
Cherry MX Red
入手性:♨
価格:80円/個
初めて買ったメカニカルキーボードはCherry赤軸採用のテンキーだった。
打鍵感、打鍵音ともに気に入っており、今でもガシガシ使っている。
しかしながら大抵の互換スイッチより高いので、個人的にはバラでCherry MXスイッチを買うよりも互換スイッチをお勧めしたい。
互換スイッチの方が種類も多いし面白いですよ!(より深みに誘う)
遊舎工房:https://yushakobo.jp/shop/cherry-mx/
Gateron Silent Red
入手性:♨
価格:70円/個
静音軸でスイッチのステム(軸のパーツ)の上下にゴムがついており、底打ち時と戻り時の音を静音化したリニアスイッチ。
音は全体的に小さいが、そのためステムとハウジングが擦れるカサカサ音が気になる。
lubeするとカサカサ音は気にならなくなるが、そもそも静音スイッチが必要なシチュエーションが無くなったのでほとんど使わなくなった。(他の人のキーボードがうるさくて、私1人だけ静かにしてもなぁ感)
静かなキーボードがお手軽に欲しい人向け。
静音とそうでないものでそこそこ価格差があるので、その静音性が本当にいるか確認してからの購入が良いと思う。
同居人が寝ている寝室で使うなら使用やむなし感はある。
遊舎工房:https://yushakobo.jp/shop/a02gs/
Kailh Box Red / Black
入手性:♨
価格:42円/個
おすすめスイッチ。
防水防塵を誇るKailh社のBoxスイッチシリーズのリニアスイッチ。
安くてそれなりにスムーズかつ押し込んだときのブレも少ない優等生。
何のために買ったんだったか思い出せないけどスイッチ箱の肥やしになってる。
優等生なので、たまに引っ張り出して使おうと思うものの必要数に足りなくて仕舞い直してる不遇な子でもある。
安くリニアなキースイッチが欲しいと言う人に勧めたいスイッチ。
遊舎工房:https://yushakobo.jp/shop/kailh-box/
Kailh Speed Silver
入手性:♨
価格:40円/個
ゲーム用っぽい接点が浅いスイッチ。
触れただけですぐ反応するくらいの印象。
感触も音も悪くないけど、キーボードの上で指が泳ぐような、考えながら打つときは使いづらい。
書く内容が決まっているとき、長時間の入力が必要な時は楽だと思う。
最適なのは素早い反応が求められるゲーマーや撫で打ちを徹底できる人。
後は押し間違いが少ない3Dキーボードに合うかもしれない。
少なくともColosseum44には合っていると思う。
遊舎工房:https://yushakobo.jp/shop/kailh-speed/
Kailh Pro Burgundy
入手性:♨
価格:40円/個
ストロークが普通のものより0.4mm短い(らしい)スイッチ。
感触などは優等生タイプでそつがなく、リニア軸が好きならオススメできるけど、個人的にはKailh Box Redの方が好み。
0.4mmというのはストローク全体の10%であるが、私には底が浅くなったようには感じなかった。
接点も同様に通常より短くなっているようだがそれもSpeed軸ほど極端ではなく、余り実感がなかったので、あくまで普通のスイッチとして考えると優等生であり選択肢としてもいいと思う。
遊舎工房:https://yushakobo.jp/shop/kailh-pro/
Kailh × NovelKeys Cream Switch
入手性:♨
価格:90円/個
POMというエンジニアリングプラスチックでステムとハウジングが作られたキースイッチ。
グラツキも少なくスムーズにストロークするが、独特のシャリシャリとした感触がある。
使っていくとその感触は薄れるので、慣らしが必要と言うことかもしれない。
嫌いではないがそれなりに価格が高く人を選ぶので、私は余り人には勧めない。
Lubeも国内で取り扱いのない特殊なものが向いているそうなので、上級者向けだと思っている。
未使用時に梱包の袋を開けると独特の魚っぽい臭いがすると聞き毎回楽しみに袋を開けているが、残念ながら私は体験できていない。
遊舎工房:https://yushakobo.jp/shop/novelkeys-cream-switches/
Gateron Yellow
入手性:♨
価格:45円/個
同社の赤軸より重く、黒軸よりやや軽いという中途半端なスイッチ。
スムーズであるという噂とKBDfansでメチャクチャ安く(約20円/個)販売されていたので取りあえず買ってみた。
確かにスムーズだし悪くないけど、すごく好きという訳でもない。
キー数が微妙に足りないときのつなぎ要員として使っているけど、正直あまり使う機会はない。
しかしlubeして愛用する人もいるので、この黄軸のポテンシャルは高いような気がする。
遊舎工房:https://yushakobo.jp/shop/a0200ga/
Cherry RGB Nature White
meishi666はキーキャップが来るまで片足だけハンダして置いておくことに。
— サリチル酸♨自キ温泉ガイド (@Salicylic_acid3) June 21, 2019
素直に5ピン使えば良いのですが、CHERRYのRGBクリア軸という使いどころのない奴が丁度10個余っていたので仕方ない。
確かにきれいに光が回る pic.twitter.com/UUcLCpc0R8
入手性:♨♨
価格:約44円/個
半透明でLEDへの適性を特化したスイッチ。
確かに光る。
うん、よく光るよ。
でもジャリジャリ感が強く、どのキーにも使いたくないのですぐに捨ててしまった。
買うのを迷っているならやめておいた方がいい。
NovelKeys:https://novelkeys.xyz/collections/switches/products/cherry-switches
Gateron 上乳下黒 黄軸
入手性:♨♨
価格:約30円/個
tao-bao(中国国内向けの通販サイト)で販売されていた、他ではあんまり販売されていないスイッチ。
今はmilkスイッチとしてNovelKeysにも売っているようだ。
乳=乳白色の少し柔らかめのプラスチックのトップハウジングが特徴で、通常の透明のハウジングに比べて音が低くスムーズである、らしい。
ステムのグラツキが大きく私は余り常用する気がしていないが、色々な人がlubeをして愛用しているのでポテンシャルは高いのだと思う。
NovelKeys:https://novelkeys.xyz/collections/switches/products/gateron-switches?variant=19441344872541
Gateron 上乳下黒 白軸
入手性:♨♨
価格:約30円/個
上述の上乳下黒黄軸より軽いスイッチ。
こちらはplaidに装着して愛用している、というより愛用しているplaidについているスイッチ。
5pinのスイッチが手元になかったから取りあえず使ってみたけど、軽すぎて強く底打ちしてしまって甲高く音が響くし、正直使いづらい。
付け替えたいけど時間がないからそのまま使っている、と言った感じ。
キーキャップとの相性なのか、キーキャップを抜くときにトップハウジングごと抜けるので地味に困っている。
他の人はそうなってないのでキーキャップとの相性かもしれない。
NovelKeys:https://novelkeys.xyz/collections/switches/products/gateron-switches?variant=19441344872541
Gateron × Zeel PC Tiffany Blue Tealios
入手性:♨♨
価格:120円/個
おすすめスイッチ。
高級スイッチの期待に違わず、スムーズさやグラツキの無さで非常に優秀。
底打ちの音は高めで好みが分かれるが、個人的には心地よく感じる。
欠点としてPCBの厚みが1.6mm以上の場合、爪がうまく引っかからずスイッチのLED穴が歪むことが上げられる。(PCBは1.6mm厚のものを採用することがほとんど)
気にせず使っても問題ないと聞くけど、高級スイッチなので何となく気になる。
1.4mmのFR-4プレート、もしくは爪が当たる部分を削る、もしくは気にしないことによって解消できる。
そもそも3mm程度の厚みを持つアクリルスイッチプレートではすべてのスイッチに共通する問題なので、やっぱり気にしすぎかもしれない。
価格に迷う人は是非試打をお勧めしたい。
きっとそのスムーズさと良質な音にビックリして予算の増額を検討することになると思う。
遊舎工房:https://yushakobo.jp/shop/a02te/
Gateron Red Ink
入手性:♨♨
価格:100円/個
Gateron社の高級スイッチ。
鮮やかな赤いハウジングとスムーズさが特徴。
個人的には同シリーズのBlack Inkの方がよりグラツキも少なくスムーズでよいと感じる。
Tiffany Blue Tealiosより音を低くしたい場合、アクセントにスイッチの赤さが欲しい場合に選択肢に入る印象。
私は赤が好きだから積極的に使っていきたいと思っている。
遊舎工房:https://yushakobo.jp/shop/gateron-ink-switches/
Gateron Yellow Ink
入手性:♨♨
価格:100円/個
Gateron社の高級スイッチ。
Inkシリーズの特徴である鮮やかな黄色とスムーズさに加え、ショートストロークかつKailh社のBoxスイッチ的なステムと特徴が多いスイッチ。
Kailh Pro Burgundyと違い、こちらは明確にストロークの短さを実感する。
ストロークが短いことで底打ちまでの時間を短縮でき、素早いタイピングが実現できるのだが、底打ちをする人は慣れるまでやや痛いかもしれない。
スムーズさではBlack Inkの方がスムーズでよいと感じる。
とはいえ普通のスイッチに比べればスムーズでお洒落なので積極的に使っていきたい、がまだ使うキーボードを決め切れていない。
遊舎工房:https://yushakobo.jp/shop/gateron-ink-switches/
Kailh Choc Red
入手性:♨
価格:48円/個
ロープロファイルキースイッチであるChocのリニア軸。
Naked48LEDとNaked60BMPの展示機と検証機、実用機に使ったので実に300個以上使ってる。
ストロークが短い上にそこそこ重く、底打ちでバネが鳴ったりするのでお世辞にも上質であるとは言えない。
lube+バネを軽くしたらそこそこ良くなるけど下手にやるとハウジングの爪が折れる。
中に細い針金のスタビライザーが入っていて、振るとマラカスのように音が鳴る。
もう少し何とかしたらもっと普及すると思うから頑張って欲しいと思うスイッチ。
遊舎工房:https://yushakobo.jp/shop/pg1350/
タクタイル軸
Gateron Silent Brown
入手性:♨
価格:70円/個
静かなタクタイルスイッチ。
タクタイル感はコリッと小さく引っかかりを感じる程度。
あまり好きじゃない。
タクタイルのおかげかSilent Redほどのカサカサ感は感じない。
静音性が必要、かつそこそこ控えめなタクタイルが好きな人は良いかもしれない。
遊舎工房:https://yushakobo.jp/shop/a02gs/
Kailh Choc Brown
入手性:♨
価格:48円/個
小さく引っかかる程度のタクタイルのロープロファイルスイッチ。
ロープロファイルでタクタイルスイッチが欲しいときに選択肢に入る。というかこれか海外でのみ買える重めのタクタイルであるBurnt Orangeしかない。
個人的には中途半端なタクタイルよりはリニアな方が良いと思うので、私はあまり使わない。
遊舎工房:https://yushakobo.jp/shop/pg1350/
Kailh × Input Club Hako Clear
入手性:♨
価格:80円/個
強烈なタクタイル感に憧れて、試しに100個買って失敗したスイッチ。
確かに強力なタクタイルだけど、タクタイルの山が高すぎる(タクタイル部分が重すぎる)。
そこそこ高いので頑張って使おうとして腱鞘炎になりかけたので、アクセント的に少量使うのが良いと思う。
もしくは短文を打つ用途で『仕事してるぜ』感をクリッキーを使わず高めたい人か。
いや、このスイッチはそこそこうるさいのでそういう人は素直にクリッキー使おう。
遊舎工房:https://yushakobo.jp/shop/input-club-hako-switches/
Kailh × Input Club Hako Violet
入手性:♨♨
価格:80円/個
お勧めスイッチ。
ほどよいタクタイルの重さとバンプの長さ、軽快な音を併せ持つ(タクタイル沼に沈める)優等生。
タクタイルって微妙じゃねぇ?って人は是非一回使ってみて欲しい、が、仕入れが不安定で入手性に若干の難があるから入手性に♨をプラスした。
私も後100個くらい買い足したい。
遊舎工房:https://yushakobo.jp/shop/input-club-hako-switches/
Durock T1
入手性:♨♨
価格:110円/個
オススメスイッチ。
常用できる程度の重さでありながら強いタクタイル感と軽快な打鍵音が心地よく、値段は少し高めながら人気のスイッチ。
今はKBDfansの冠を外し、Durockブランドを冠して販売されている。
私はこのスイッチで一気にタクタイル派になった感慨深いスイッチ。
Arctos Switch
入手性:♨♨
価格:80円/個
ストロークの最初の方に強く短いタクタイルを感じ、その後リニアなストロークが続くスイッチ。
タイトに設計されたハウジングとステム、ゴールドメッキされたスプリング、出荷時にlubeされているなど、贅沢な仕様が並ぶ。
音は高めかつ大きめなので静かな環境では少し気を使うと思う。
全体的にタイトかつ繊細な作りでグラツキがほとんどない代わりに、スイッチプレートのスイッチ穴のミリ以下の製造誤差でも打鍵感が悪化する、というか押したまま戻ってこなくなる事もある。
PCB製のスイッチプレートなら少し削るだけで解消するがアクリルは…。
個人的にはかなり好きだが合わない人も多いためお勧めはしない。
こちらの記事が秀逸なので興味ある方は参照のこと。
Holy Panda
入手性:♨♨♨
価格:約120円/個
一番のお気に入りカスタムスイッチ。
Pandaスイッチシリーズのハウジングとhaloスイッチのステムを組み合わせることで生み出される。
そこそこ強いタクタイルと長いバンプ、ショートストローク、そして独特の底打ち音が特徴。
クリッキーのような金属音ではなく、ハイヒールで石畳を歩くような硬質な音がする。
T1スイッチが再現を目指したカスタムスイッチでもある。
私はこのHoly Pandaに3204を薄く塗布してタクタイル感と音を損ねないように使っている。
それぞれのスイッチの入手性の悪さから決して人には勧められないが、自慢したいので機会があれば是非触ってみて欲しい。
そしてハマるがいい。(ゲス顔)
この記事が秀逸かつ面白いのでお勧めしたい。
NovelKeys:https://novelkeys.xyz/collections/switches/products/yok-polar-pandas
Drop:https://drop.com/buy/76410
クリッキー軸
Kailh Speed Pink
入手性:♨
価格:48円/個
クリックバー式のクリッキー。
speedシリーズだけどスピード感(接点の近さ)は感じない。
リニアに僅かなタクタイルとクリック音を足したような感触で、癖は少なく感じる。
アクセント的にしか使っていないが、そこそこ気に入ってる。
リニア党でクリック音のアクセントが欲しいときは選択肢に入る。
遊舎工房:https://yushakobo.jp/shop/kailh-speed/
Kailh Box Jade
入手性:♨♨
価格:約40円/個
クリックバー式のクリッキー。
リニアな中に強めのタクタイルと大きめなクリック音がする。
押し間違え防止のアクセントとして使う場合に、クリック音が大きいこのスイッチをよく使う。
NovelKeys:https://novelkeys.xyz/collections/switches/products/novelkeys-x-kailh-box-thick-clicks
Kailh Choc Jade
入手性:♨♨
価格:約75円/個
chocスイッチ版のjadeで、もちろんクリックバー式のクリッキー。
音が大きくクリック感も明確なので、かなり好き。
とはいえ音が大きいので押し間違え防止のためのアクセント的に使う以外には使えない。
NovelKeys:https://novelkeys.xyz/collections/switches/products/novelkeys-x-kailh-low-profile-choc-thick-clicks
Kailh Choc white
入手性:♨
価格:48円/個
chocスイッチの標準的クリッキースイッチ。
クリックバー式でリニアなストロークに僅かなタクタイルとそこそこのクリック音を足した感じの感触。
感触自体は悪くないが、jadeの方がうるさくて好き。
遊舎工房:https://yushakobo.jp/shop/pg1350/
Gateron Ink Blue
入手性:♨♨
価格:100円/個
クリックジャケット式のクリッキー。
鮮やかなブルーと軸のガタツキの無さが特徴だが、高級スイッチでクリッキーという利点が沸かないが、たぶん私がクリッキーはアクセントとしてしか使わないからだと思う。
私の知る限り、クリッキーかつガタツキのなさやスムーズ感を求めたスイッチは思い当たらないため、フルクリッキーキーボードが欲しい方は一考の価値があるのは確か。
フルクリッキーキーボードは家で使おう。
遊舎工房:https://yushakobo.jp/shop/gateron-ink-switches/
蛇足1:オススメの本
この記事を面白く感じた人は軸の本がオススメ。
私のようなスマホで雑に撮った写真と違ってすごく綺麗な写真と独自計測した(!)フォースカーブが凄い面白い。
長く楽しめる本なので是非おひとつ。
蛇足2:リアルフォースは私も好きだよ!
私のキーボード温泉へ入湯する直前まで使っていたのは東プレのリアルフォースでした。
salicylic-acid3.hatenablog.com
リアルフォースは緩やかでバンプ(触感の山)が長い感触を持っています。
当初はリアルフォースが最高であるという認識と評判からリアルフォース的な感触を諦め、メカニカルスイッチはリニア党でした。
その後、リアルフォースより好みのタクタイルスイッチを見つけてタクタイル党になって今に至る、と言う感じです。
でも今でもリアルフォース好きですし、どっちが上とかなく好きなスイッチを探して楽しむというスタンスです。
おわりに
久しぶりの記事でしたが、いかがでしたでしょうか。
本記事がめちゃくちゃ数が多いスイッチ選びの一助になれれば幸いです。
本記事に対して問い合わせ等あれば遠慮なく私のDiscordまでどうぞ。
salicylic-acid3.hatenablog.com
本記事はNaked64SF+Holy Pandaで書きました。